安養院|尼将軍北条政子が眠るつつじ寺

2017年5月28日
2017年6月26日
gappacker
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つつじが目を引く安養院

鎌倉東部、大町にある安養院に行ってきました。
北条政子のお墓があり、通りから見えるツツジが目を引く浄土宗のお寺で、板東三十三ヶ所観音霊場、鎌倉三十三観音霊場の三番札所としても知られています。

場所はこちら

所在地 神奈川県鎌倉市大町3-1-22
山号 祇園山
院号 安養院
宗派 浄土宗
本尊 阿弥陀如来
開山 願行上人
開基 北条政子
建立 嘉禄元年(1225)

鎌倉三十三観音霊場の第3番札所。

通りから目に留まる社号標とオオムラサキツツジ。
安養院社号標

山門入り口。
安養院
拝観料は100円(志納)

案内板によると

尼将軍と称される北条政子が、夫である源頼朝の冥福を祈るために佐々目ガ谷に建立した祇園山長楽寺が前身であると伝えられます。その後、鎌倉時代末期に善導寺の跡(現在地)に移って安養院になったといいます。安養院は北条政子の法名です。
延宝八年(1860)に全焼したため、頼朝に仕えていた田代信綱がかつて建立した田代寺の観音堂を移します。こうして「祇園山安養院田代寺」となりました。

正面に見える本堂
安養院本殿

簡素な手水舎
手水舎

お地蔵様
説明がありませんでしたがとりあえず拝んでおきました。

樹齢約700年の槇の木
境内にある樹齢約700年とされる槇の木は、浄土宗名越派の開祖・尊観上人によって植えられたとされています。

境内から本堂を眺めたところ。
安養院

裏手には石仏?が並んでいます。

案内板。

宝篋印塔。

こちらは鎌倉で最古の塔で、浄土宗名越派の開祖・尊観上人の墓と伝えられているそうです。

北条政子の墓
そしてこちらは北条政子の墓。
ちなみに北条政子の墓だとされるものは寿福寺にもあります。
どちらも北条家にゆかりのあるお寺なので

身代り地蔵。
身代り地蔵

屋根瓦
屋根瓦
鎌倉市の市章として市民には馴染みのある笹竜胆(ササリンドウ)の紋様が記されています。


よく見るとこちらにも。
ササリンドウはもともと源頼朝の家紋としても有名であり、北条政子にゆかりがあることがよくわかります。
もっと知りたい!市章「ササリンドウ」

安養院へのアクセスと拝観情報

安養院は鎌倉駅から1km以内の場所にあり、徒歩でも10分程度と十分歩いて行けます。
バスで行く場合は鎌倉駅から京急バスの名超ー逗子駅行き(鎌30)か、緑が丘(鎌31)に乗って『名越』バス停下車。

住所 神奈川県鎌倉市大町3-1-22
電話
拝観時間
拝観料 志納100円
駐車場 参拝者専用駐車場が敷地隣にあります。

まとめ

安養院の前は何度も通っているものの、ちゃんと入るのは初めてでした。
お寺の規模としてはそれほど大きくなく、お参りなら10分程みておけば十分でしょう。
板東三十三ヶ所観音霊場、鎌倉三十三観音霊場ともに三番札所ということで御朱印をいただいている方も結構見かけました。

さらに逗子方面に足をのばせば名越切通しもありますので、あわせて行ってみてもいいかもしれませんね。

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