材木座の来迎寺
時宗のお寺、来迎寺に行ってきました。
鎌倉に来迎寺という名前のお寺は二つあるのですが、今回紹介するのは材木座にあるほうの来迎寺です。
場所はこちら
所在地 | 神奈川県鎌倉市材木座2-9-19 |
---|---|
山号 | 随我山 |
宗派 | 時宗 |
本尊 | 聖観世音菩薩 |
開山 | 音阿上人(中興) |
開基 | 源頼朝 |
創建 | 建久五年(1194) |
鎌倉三十三観音霊場第14番
源頼朝が平家と戦って戦士した三浦半島の衣笠城主・三浦大介義明の冥福を祈って建てた真言宗・能蔵寺というお寺があったそうですが、開山の音阿が時宗に帰依
したため、改宗し来迎寺となりました。
鎌倉三十三観音霊場であることを示す社号標と三浦大介義明のお墓が通りに面した場所にあります。
奥に見えるのがお寺の本堂
社号標
こちらが本堂
どことなく洋風テイストな観音様
来迎寺へのアクセスと拝観情報
住所 | 神奈川県鎌倉市材木座2-9-19 |
---|---|
電話 | 0467-22-4547 |
拝観時間 | 9:00~16:00 |
拝観料 | 志納 |
駐車場 | なし |
鎌倉駅東口の6番バス乗り場から九品寺循環で『五所神社』バス停下車
まとめ
丁度訪問したタイミングでお寺の方がいたので挨拶したらそのままいろいろとお話を聞かせていただきました。
西御門にある同じ文字の来迎寺と何か関係があるのかと伺ったところ、来迎とはもともと仏様が極楽から返ってくることをいうため、同じお寺の名前は珍しくないのだが、同市内で同宗派、同名のお寺はやはり珍しいんじゃないかということ。
材木座は名前の通り、もともと材木問屋の多かったエリアのため、火災が多く、お寺の縁起などが焼けていて、同宗で同名の2つのお寺の関係があったかなどを示すような記録などを見つける術がないのだそうです、またそのような理由から過去の歴史も飛び飛びなのだとか。
観音様が少し洋風な感じから話が発展したのですが、実は観音様ってマリア様に似ていることから隠れキリシタンの信仰の対象となることもあったそうです。面白いですね。
昔は山頂に観音堂があったそうですが、太平洋戦争中に航空機の目標にされることから、軍の命令で取り壊されたのだとか。もったいない。
鎌倉に来迎寺が二つあることから、間違えてタクシーが来たり、行ってしまったりということもあるそうです。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
Twitterでgappackerをフォローしよう!
Follow @gappacker