長谷寺|長谷観音と紫陽花で有名な鎌倉のお寺

2017年5月22日
2017年7月11日
gappacker
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長谷寺は見どころが沢山

長谷寺は長谷観音や、散策路を埋め尽くす紫陽花(あじさい)がとても有名ですが、それ以外にも見どころが沢山あります。ここ何年かは夜間に行われるライトアップにしか行っていなかったので、10年ぶりくらいに昼間の長谷寺に入ってきました。

場所はこちら。

所在地 神奈川県鎌倉市長谷三丁目11番2号
山号 海光山
院号 慈照院
宗派 浄土宗系
本尊 十一面観音
開山 徳道
開基 藤原房前
創建 天平8年(736年)

鎌倉三十三観音霊場の第4番札所。

観光案内板によると

本尊の十一面観音像は日本最大級の木造の仏像です。
寺伝によると、開山の徳道上人が大和国(奈良県)初瀬の山中で見つけた楠の巨大な霊木から、二体の観音像が造られました。
一体は大和長谷寺の観音像となり、残る一体が衆生済度の願いが込められ海に流されたといいます。その後、三浦半島の長井浦(現在の初瀬あたり)に流れ着いた観音像を遷し、建立されたのが長谷寺です。
境内の見晴台からは鎌倉の海が一望でき、また、二千株を超えるアジサイをはじめ、四季折々の花木を楽しめます。

長谷寺

長谷寺は浄土宗系のお寺で、山号を海光山、院号を慈照院といいます。
山門は写真を撮る観光客で大人気でした。
長谷寺

いつのまにか長谷寺の入場券が自販機になっていて驚きました。
しかもSuica(スイカ)対応です。拝観料は大人300円、小学生100円。
開門時間は午前8時から午後5時。(10月〜2月は午後4時半まで)
長谷寺のチケット売り場

写経会場

境内に入ると右手奥に写経会場があります。
建物屋内には写経する人しか入れませんが、建物前の庭園はとても綺麗で多くの観光客の方が写真を撮っていました。
写経会場

15時頃に訪問したのですが、山側は日陰になっていました。

反対側の建物はすでに西日が当たっています。

弁天窟

写経場の向かいには弁天窟という洞窟があります。
なんでも弘法大師が参籠し、八臂の弁財天を刻んだ洞窟らしいです。
弁天窟入り口

弁天窟の入り口横にて。
※知らない方です。

弁天窟内部には弁財天の従者である十六童子が掘られています。

薄暗い洞窟内部。
弁天窟内部

雰囲気あります。

弁天様の裏に、願いごとと名前を書いて並べるらしい。

洞窟内のいい感じのくぼみは競争率が高いみたい。

テーマパークばりにキャラクターが豊富

長谷寺ってサービス精神が旺盛なのか、キャラクター?が豊富なんですよね。

さわり大黒

触るとご利益があるらしいです。※知らない方です
大黒様

なごみ地蔵

よくわからないけど和みます。(笑)
なごみ地蔵

良縁地蔵

良縁地蔵は小さくてかわいいですね。なぜか境内に2セットありました。
良縁地蔵

ふれ愛観音

こちらもお触りオッケー。
若干ダジャレ感出てきてるんですがなんなんでしょう。
ふれ愛観音

石造釈迦如来坐像并四天王像

よくわからないけどフォーメーションがカッコよく、攻撃力も高そうな感じ。
石造釈迦如来坐像并四天王像

仏足石

詳細不明な仏足石。
仏足石

庭園は見ごたえがある

長谷寺といえば紫陽花(あじさい)が有名ですが、境内の庭園には様々な植物と池があります。
長谷寺庭園

境内の通路

水の流れなんかもあります。

地蔵堂の前にある卍池。
卍池

地蔵堂

地蔵堂。

稲荷社

稲荷社

かきがら稲荷大明神の解説。
こちらを先に見てなんのこっちゃと思っていたのですが、後で知ることになる長谷観音と長谷寺の由来と合わせると、なかなかのストーリーが展開されます。
かきがら稲荷大明神

珍しいかきがらの絵馬
かきがら絵馬

1個300円

鐘楼

こちらは本堂脇にある鐘楼。
文永元年(1264)の銘を持つオリジナルの梵鐘は鎌倉でも常楽寺、建長寺についで古い梵鐘だそうで、観音ミュージアム内に展示されています。
鐘楼

阿弥陀

鎌倉六阿弥陀のひとつにも数えられるという阿弥陀如来坐像。
阿彌陀佛

見晴台からは由比ヶ浜沿岸部と、遠くに三浦半島を望むことができます。
長谷寺からの羨望

本堂(観音堂)

本堂(観音堂)の前の大香炉。

本堂。空撮映像を見て思ったのですが、屋根の重なりかたと連なり方がカッコいいです。
観音堂

残念ながら観音堂内部にある十一面観音菩薩像は撮影禁止となっています。
9.18mに及ぶ本尊の木造では日本最大級の仏像だそうで、下から黄金に輝く観音様を見上げるように眺めます。

観音ミュージアム

長谷寺には観音堂の横に300円で入場できる観音ミュージアムがあります。
こちらも館内の写真撮影ができないのですが、なかなかおもしろかったです。
内部には十一面観音菩薩立像、観音三十三応現身立像、懸仏、梵鐘、長谷寺縁起絵巻などが展示されています。

十一面観音菩薩立像

本尊の前に祀られていた像で、江戸時代に造立されたとみられる室町期に建立された旧像の再興仏。

観音三十三応現身立像

衆生に応じてふさわしい三十三の姿に変化し、救済するとされ、その姿を彫刻で表した群像。ズラッと並んでいるのでなかなか迫力があります。
HSD33としてフィギュアを売り出しても結構売れそうな気がします。

懸仏

ドラのような円型盤に仏が描かれた懸仏が6面展示されています。

梵鐘

長谷寺と寺号が確認できる梵鐘が展示されています。
鎌倉では常楽寺、建長寺について三番目に古い梵鐘だそうです。

長谷寺縁起絵巻

江戸時代、中興僧によって施入された絵巻物。

経蔵(輪転蔵)

内部に回転式の書架を備える経蔵を輪転蔵と呼ぶらしい。
経蔵

毎月18日には回すことができます。
輪転蔵

あじさい散策路

境内奥の散策路はシーズン中紫陽花(あじさい)で埋め尽くされます。
あじさい散策路

紫陽花 紫陽花 紫陽花

長谷寺の歴史

観音ミュージアムの動画と展示物、資料で知った内容を要約すると
大和長谷寺が楠から2体の観音像を作り、一体は大和長谷寺の本尊となり、残り一体は衆生済度の誓願が込められ行基菩薩によって海に流された。その後、観音像は15年の間漂流し、天保8年(736)6月18日に相模国長井(現横須賀市長井)に漂着したそうです。
聖武天皇が大和長谷寺の開基である藤原房前(ふじわらのふささき)に寺院の建立を命じ、ふさわしい土地を探した結果、選ばれたのが今の長谷寺のある場所なのだそう。

実にドラマティック!

長谷寺の見どころ

長谷寺は6月の紫陽花(あじさい)のほか、秋の紅葉の時期も夜間ライトアップなどがあります。
また、写経、写仏体験(9:00-15:00、写経用紙1部1,000円)もあります。

長谷寺へのアクセスと拝観情報

長谷寺は電車で行く場合の最寄り駅は江ノ電『長谷駅』。
バスで行く場合は、バス停『長谷観音』下車。

住所 神奈川県鎌倉市長谷三丁目11番2号
電話 0467-22-6300
拝観時間 8:00-17:00(10月〜2月は16:30まで)
拝観料 大人300円、小学生100円
駐車場 山門前に専用駐車場あり。近隣にも複数のコインパーキングがあります。

日常的に渋滞しているため、なるべく電車やバスなどの公共交通機関を利用することをオススメします。

御朱印について

鎌倉三十三観音霊場の第4番札所であり、坂東三十三観音霊場の4番でもあるため、観光シーズンには御朱印のご記帳待ちが出来ていることもあります。観光する前にご記帳をお願いすることをオススメします。

まとめ
久しぶりの長谷寺でしたが、改めていいお寺だと思うとともに、昼に来てみたらこんなにオカズ多かったっけ?というのが正直な感想。
四季を通して楽しめるお寺ですし、鎌倉大仏からも徒歩3,4分といった位置なので合わせて観光してもらいたいところです。

長谷寺近くのランチはWoof Curry(ウーフカレー)がオススメです。

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