長谷にある花の寺
長谷にある日蓮宗のお寺、光則寺(こうそくじ)に行ってきました。
実は光則寺の境内に入るのは初めてでした。北東部にも光触寺という同じ読み方の時宗のお寺がありますが、こちらは日蓮宗のお寺となります。
所在地 | 神奈川県鎌倉市長谷3-9-7 |
---|---|
山号 | 行時山 |
宗派 | 日蓮宗 |
本尊 | 十界曼荼羅 |
開山 | 日朗上人 |
開基 | 宿谷光則 |
創建 | 文永11年(1274) |
『立正安国論』などによって日蓮聖人が佐渡へ流された時、弟子の日朗上人も、北条時頼の家臣であった宿谷光則の屋敷に捕らえられました。やがて光則は、日蓮聖人に帰依し、屋敷を光則寺としたと伝えられています。
境内の裏山には日朗上人が捕らえられていたと伝わる土牢が残っています。
境内には法華経の信者だった宮沢賢治の『雨ニモマケズ』の誌碑があり、樹齢二百年といわれるカイドウの古木をはじめ、四季折々さまざまな花が見られる鎌倉有数の花の寺です。
社号標
山門
宿谷光則の邸宅跡であることを示す石碑
名前がそのままお寺の名前になっているのはなかなか珍しいのではないでしょうか。
入ってすぐに植栽の植えられた円型の場所があります。
境内には所狭しとさまざまな植物が植えられています。
花の寺というとおり、四季折々の植物によって訪れる時期によって大きく印象が変わりそうです。
本殿
宮沢賢治の雨ニモマケズの詩碑があります。
宮沢賢治は日蓮宗徒だったんですね。
中庭にある小さな池。
本殿裏手にはお墓があり、竹も生えています。
長谷寺のような見せ方ではありませんが、紫陽花も多く咲いています。
檻のせいで見にくいですが、孔雀が2羽いました。
石のテーブルと椅子もあったりします。
土の牢
山門をくぐって右手奥にある階段を登っていくと
少し拓けた場所があり
日朗上人の土の牢があります。
文永十一年(1274年)頃に建立された光則寺は、もともとは北条時頼の側近。宿屋光則(やどやみつのり)の屋敷であったが、日蓮聖人が佐渡へ流された時、高弟・日朗(にちろう)上人も捕らえられ、この邸内の土の牢に監禁されたといわれています。
その後、光則は次第に日蓮聖人に帰依し、日蓮赦面後は日朗上人を開山に光則寺を創建した。
この土の牢は700年以上の歴史を刻んでいると推定されています。
土の牢
内部
光則寺のアクセスと拝観情報
光則寺は江ノ電長谷駅から徒歩7分。
バスの場合、鎌倉駅から江ノ電バスか京急バスで大仏前行きのバスに乗り、バス停『長谷観音』下車。
住所 | 神奈川県鎌倉市長谷3-9-7 |
---|---|
電話 | 0467-22-2077 |
拝観時間 | 7時半〜日没 |
拝観料 | 100円 |
駐車場 | なし |
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
Twitterでgappackerをフォローしよう!
Follow @gappacker