安国論寺|日蓮が『立正安国論』を書いたとされる場所にあるお寺

2017年7月15日 gappacker
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日蓮立正安国論を書いた場所にあるお寺

鎌倉市大町にある日蓮宗のお寺『安国論寺』に行ってきました。
日蓮が『立正安国論』を執筆し、反感を持つ人々に襲われた「松葉ヶ谷の法難」という出来事があったとされています。

場所はこちら

所在地 神奈川県鎌倉市大町4-4-18
山号 妙法蓮華山
宗派 日蓮宗
本尊 久遠実成本師釈迦牟尼仏
開山 日蓮聖人
創建 建長5年(1253)

観光案内板によると

当山は日蓮聖人松葉ヶ谷小庵の霊跡です。御小庵の元となった岩窟(「御法窟」または「日蓮岩屋」という)が本堂の向かいにあります。この御法窟で日本国の安泰と人々の幸せを願って文応元年(1260)七月十六日、前執権北条時頼に建白した『立正安国論』が執筆されました。
翌八月二十七日に立正安国論に反感をもつ人々に庵が襲われました。これは「松葉ヶ谷の法難」といわれています。本堂の裏山に一時退避した「南面窟」があります。
境内は四季折々の花や紅葉で彩られています。なかでも御小庵の傍の山桜は、日蓮聖人の桜の杖が根づいたといわれ、「妙法桜」と呼ばれています。サザンカやカイドウと共に鎌倉市の天然記念物に指定されています。

安国論寺入り口
安国論寺入り口

松葉ヶ谷根本霊場

山門
安国論寺山門

境内案内図
境内案内図

参道
安国論寺参道

正岡子規句碑
正岡子規句碑

手水舎
手水舎

立正安国論が刻まれた碑
立正安国論

御小庵
御小庵

御小庵横から見たところ。
御小庵

御小庵の脇にある石碑。
このあたりが御法窟のよう。
日蓮が鎌倉に入った時は修行場として使われ、ここで立正安国論が書かれたとされています。

熊王殿。
日蓮が鎌倉に入った時は修行場として使われ、ここで立正安国論が書かれたとされています。
熊王殿

熊王殿の扉にあったなんとなく西洋っぽい模様。

本堂
安国論寺本堂

本堂前の香炉には日蓮宗橘の家紋があります。

このどこかモダンなマークは一体何なのでしょうか。

本堂の右手奥に進むと日朗上人茶毘所があります。
日朗は日蓮の直弟子。

師巌道尊と刻まれた石碑。

こちらは句碑。

さらに奥の階段を登った先には紫陽花が咲いています。
紫陽花

裏手には塔があり、さらに階段があります。

階段を登った先にある南面窟

南面窟の内部
「松葉ヶ谷の法難」の際には、ここに一時退避したそう。
綺麗にされていたので春なら一泊できそう。(笑)

さらにハイキングコースのような山道を登っていきます。

鐘楼があります。

立正安国の梵鐘

折り返し。

よく見る足の裏のやつ。

富士見台からは富士山や材木座海岸、由比ヶ浜海岸を一望することができます。
富士見台からの景色

安国論寺のアクセスと拝観情報

住所 神奈川県鎌倉市大町4-4-18
電話 0467-22-4825
拝観時間 9:00~16:30
拝観料 100円
駐車場 なし

鎌倉駅から京急バスバス停『名越』下車。

まとめ

安国論寺は少し駅から離れていることもあり、名前しか知らなかったのですが、日蓮宗の様々なお寺を訪れている中で度々目にしていた『立正安国論』が書かれたところということで、重要なお寺だったんですね。
なんだか自分の中で鎌倉のお寺郡に対する理解という意味で、大きなピースがはまった感じがあります。

鎌倉駅の東側にある大町エリアは、少し東に足を伸ばせば名越切通しがあったり、近隣には日蓮宗のお寺が沢山あるので一緒に回ってみるのもいいかもしれません。

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