光触寺|鎌倉北東部にある時宗のお寺

2017年5月25日
2017年6月5日
gappacker
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鎌倉十二所にあるお寺

時宗の開祖である一遍上人が開基した鎌倉十二所にあるお寺、光触寺(こうそくじ)
山号は岩藏山、院号を長春院。

場所はこちら。

所在地 神奈川県鎌倉市十二所793
山号 岩蔵山
院号 長春院
宗派 時宗
開山 作阿
開基 一遍
創建 弘安元年(1278年)

鎌倉三十三観音霊場の第7番札所。

時宗の開祖・一遍上人が開基(寺の創立者)と伝えます。
本尊の木造阿弥陀如来及び両脇侍立像(頬焼阿弥陀)には、盗みの疑いをかけられた法師の罰の身代わりとなり、頬に焼印が残ったといわれる伝説があります。
本堂の前の「塩嘗地蔵」は、六浦(現・横浜市金沢区)の塩売りが朝比奈峠を越えて鎌倉に来るたびにお地蔵様に塩をお供えしたといい、いつも帰りにはなくなっていたところからその名の由来があります。昔は金沢方面から塩が入ってきたことがわかります。

鎌倉から朝比奈峠へ向かう途中に少し右に入ったところにあります。
山門脇には時宗光則寺と彫られた社号票とともに、鎌倉三十三観音霊場第7番札所、鎌倉二十四地蔵霊場第5番札所であることを記した石柱もありました。
光触寺山門

時宗の開祖である一遍上人像がいらっしゃいます。
一遍上人像

本堂(すでに閉まっていました。)
本堂

塩舐め地蔵。
朝夷奈峠を越えて塩を鎌倉に運んでいた商人達がいなければ、このお地蔵さんもなかったと思うと、人々の生活とお地蔵さんの関連性が興味深いですね。
塩舐め地蔵

境内奥の庭園には花菖蒲(ハナショウブ)でしょうか、きれいな花が咲いていました。他にもノウゼンカツラなどが咲いているようです。
庭園

お寺に続く橋の名前は光触橋。
光触橋

アクセス

鎌倉駅から、金沢八景行き(鎌24)のバスに乗って『十二所』バス停下車。
鎌倉からはバスで15分ほど、バス停からは徒歩2分程度で着きます。

拝観時間

9:00~16:00

まとめ

朝夷奈切通しに行った帰りに寄ったのですが、奥まで入ったのは初めてでした。
鎌倉三十三観音霊場第7番札所であり、鎌倉二十四地蔵霊場第5番札所なので、鎌倉駅から遠く、それほど大きなお寺ではないものの、結構参拝者は多いのかもしれません。

恥ずかしいことに、ずっと「こうしょくじ」だと思っていたのですが、「こうそくじ」だったんですね。
長谷にも光則寺(こうそくじ)があるので若干ややこしいです。

今度は三十三観音でも回ってみましょうかね。

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