[書評] 売り込むんじゃなくて見つけてもらうマーケティング『インバウンド・マーケティング』

2012年1月12日
2016年7月6日
gappacker
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2011年から急激に注目度が高まっているインバウンドマーケティングのパイオニアであるHubSpotの創業者2人の著書です。

近年までマーケティングの主流であったアウトバウンドマーケティングは見込み客のリストなどにDMやメルマガを積極的に(半ば一方的に)送りつけ、購入を促すという手法でした。化粧品や健康食品など一部の業界では、まだまだアウトバウンドマーケティングは主流ですが、昔よりも反応率が下がっているという話を聞きます。

これに比べ、インバウンドマーケティングでは、潜在的な顧客に自分たちの存在を見つけてもらい、コミニュケーションをとりながら、サービスや製品の価値を理解してもらうプロセスを経て、顧客を創造するというマーケティング手法です。

本書ではインバウンドマーケティングの基本的な考え方や、この新しいマーケティング手法を用いて如何に顧客を創造していくかということが書かれています。

広告ばかりの日常において、人々は求めていない情報にうんざりしていて、いとも簡単にそれらを無視したり破棄したりできるようになってきています。そしてその結果、広告が残り少ない人々の感心の奪い合いとなっています。

無差別の「大衆」の視界に広告を露出させるのではなく、「個人」である健在顧客が情報に辿り着くように受け皿を整備し、コミニュケーションを図ることで顧客を創造するという手法はソーシャルメディアが普及した現代において、もっとも妥当であると思います。

あまり翻訳がこなれていないように感じましたので、英語に抵抗のない方はHubSpotで公開されているpdfやslideshareのドキュメントに目を通してもいいかもしれません。
この本の中身についてはほぼカバーできると思います。

今後、より深堀りした内容の関連書籍が次々と出てくるでしょうが、現時点ではインバウンドマーケティングの概念をおおまかに把握するための入門書として、目を通しておくと良いかと思います。

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