「クリエイター 100人からの年賀状展」を観て来た。

2012年1月14日
2016年7月6日
gappacker
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竹尾見本帖本店にて開催が始まった「クリエイター 100人からの年賀状」展を観てきました。
今回で7回目を迎えるイベントで有名なクリエイターの方々も多く参加されています。

クリエイター-100人からの年賀状展

デザインに携わっていたり、興味がある人であれば、誰もが知っているのではないかというくらい有名な竹尾という会社があります。

竹尾の見本帖本店は「紙のことならここに行け」っていうくらい様々な紙を取り揃えていて、実際に見たり触ったりしながら、紙の素材や質感を確認することができる素敵な場所です。


その竹尾見本帖本店の2階で開催が始まった「クリエイター 100人からの年賀状」展を観てきました。
撮影は禁止なので写真は撮っていませんが
・佐藤 亜由美さん
・関 宙明さん
・佐々木 啓光さん
・永井 一史さん
の年賀状が個人的に好きでした。

著名なクリエイター方ばかりで「あーだこーだ」いうのはおこがましいのですが
無理矢理作品を分類してしまうと下記のようになりそうです。

・素材・加工引き立て系
・ポートフォリオ系
・手作りイラスト系
・クリエイティブな干支系

それぞれを見て行きましょう。

素材・加工引き立て系

紙そのものの質感を活かしたり、エンボス加工や箔押しなどの加工を用いているパターンです。
僕みたいなデザインがあまり得意ではない人間や学生さんにとって
この素材・加工を上手く使えるようなることには憧れるのではないでしょうか。
ただし、うまく活かせてないとクリエイターのエゴ満載のものになりがちなのと
ビジネス視点で考えると「コスト高そう」ってのはありますね。
素材や加工ありきにならずに、魅せ方のためにどの素材や加工を用いるか
引き出しの多さがポイントになる気がします。

ポートフォリオ系

もしかすると専門的な分野がある人に多いのかもしれませんが
作った作品などをレイアウトしたりしているものですね。
隈研吾さんのように建築家であれば、その年に設計した建築を紹介していくのはありかと思います。
数十年を経て、過去の年賀状を並べた時に、建築家としての年表のような新たな価値が出る気がします。
ただし気をつけないと、場合によってはセールス色が出過ぎますね。

手作りイラスト系

クリエイターの個性が最も出やすい一方で
一歩間違えるとアマチュアっぽいものになってしまう諸刃の剣とも言えそうです。
まぁ、ここのラインを越えてくるのがプロなんだと思いますが、信念や勇気がいりそうです。

クリエイティブな干支系

今年の干支である辰をモチーフにしたものです。
一般的に家族写真と並んで最も多いであろう干支。
安易であるが故、もっとも差別化が難しい気がします。
お題が決まっているので取りかかるのは早そうですが
同じ土俵に乗っているので、いかに埋もれずに個性を発揮するかがポイントといえそうですね。

年賀状ひとつとってもいろんな切り口があって面白いですよね。
みなさんはどんな年賀状を出されたでしょうか。

実は僕はもう何年も刷っていないのですが
来年から刷ろうかなと思ったり、思わなかったり。。(^^;

興味がある方は観に行ってみてはいかがでしょうか。

1枚目の写真が看板で2枚目の写真が見本が展示されている見本帖の店舗内を外から撮影したものです。
場所は東京メトロ竹橋駅と神保町駅の中間地点辺りの千代田通り沿いにあります。


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