スケボーをクルーザー仕様で組む時のパーツ選びとそのポイント

2017年4月19日
2017年5月16日
gappacker
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Photo credit: Ed Yourdon

クルージングデッキを組もう

以前、クルーザー仕様のスケボーを組んだという記事を書きました。
暖かくなってきたのでクルーザー仕様のスケボーを組んだよ。

また暖かくなってきて、需要もありそうなのでクルージング仕様のスケボーを組むときのパーツ選びで気をつけるポイントについてまとめてみたいと思います。

クルーザー仕様とは?その基本的なこと

パーツを選ぶ前に基本的なことを。
クルーザー仕様のスケボーとは街を流したり、移動用の足として使うスケボーです。
走行性を重視した構成で、飛んだり跳ねたり回したりというトリック系のスケボーとはパーツなどが微妙に異なります。
クルーザーはトリック系ほど難しくないので、基本さえ覚えてしまえば、大人でも始められ移動時の足の代わりとして大活躍します。

では、普通のスケボーと何が違うのかというと大きくわけて二つ特徴があります。
それはウィールの大きさと柔らかさ、そしてトラックの柔らかさ(曲がりやすさ)になります。
足回りをクルージング仕様のパーツにすることによって走行性が大きく変わるんですね。

ちなみにデッキ(板)に関してはクルーザーデッキというものもありますが、実は何を選んでも構いません。自分の気に入ったカタチやサイズ、グラフィックで選んでしまったほうが愛着も湧きますからね。

それでは、クルーザー仕様のスケボーを組む時の手順と考え方を、一つずつ紹介していきましょう。

全てのパーツを自分で選びたい人へのアドバイス

クルーザー仕様のスケボーを組むときは、ショップなどで相談して組んでもらうのもいいと思います。
しかし、近所にショップがなかったり、自分で全てのパーツを選んで組み上げたいという人もいるはず。

そんな時には下記のような手順で選ぶと良いでしょう。

  1. まずはお気に入りのデッキを選ぶ。
  2. ウィールを選ぶ。
  3. デッキ幅と取り付けるウィールにあったhighトラックを選ぶ。
  4. 予算に応じてベアリングを選ぶ。
  5. 曲がりにくいと感じた場合はキングピンナットを緩めるかブッシュを交換する。

デッキの選び方

大きくわけると3種類クルーザーデッキ、ショートデッキ(一般的な板)、ロングデッキ(ロンスケやサーフスケートとも呼ばれたりします)があります。
サーフスケートはコンプリートという組み上がっているものが多いので、この記事ではクルーザーデッキとショートデッキで組むことを想定して書いていきます。
ショートデッキは通常のトリック系で使われるため前後が対象の形になっています。
それに対してクルーザーデッキはフロントが少し尖っていて、キック(上にせり上がっている部分)がないものが多いです。

選び方についてですが、これはもう好きなもので構いません。
自分がスケボーを生活に取り入れた時にどういう感じで使うか、車に積んでおいて何処かに行ってやるのか、玄関を出て、駅までスケボーでいくのか、近所のスーパーやコンビニに買い物に行くのに使うのか、そんな風に想像しながら選べばいいかと思います。

一般的には小さいもののほうが乗った時にやや不安定ですが、軽く、持ち運びが楽です。
逆に大きいものは安定感が増しますが、その分重量が増します。
グラフィックやパターン、カラーよって、トラックやウィールとのバランスを考えるのも楽しいですね。

サイズは長さと幅があり、インチ表記になっています。
ロングボード以外は大抵幅の表記がされていて一般的なものは7.x〜8.xくらいでしょう。

ウィール

クルーザー仕様のデッキを組む際にはソフトウィールを選びます。
これは小石や段差などを気にせず、スムーズなクルージングを楽しむためです。

ソフトウィールの選択肢は実はそこまで多くありません。
クルーザー仕様の定番となっているのがOJ WheelsのHOT JUICEです。
60mmと56mmありますが、一般的なクルーザーっぽいのであれば60mm、普通のショートデッキのウィールのようなサイズ感の場合は56mmにするといいかも。
僕のデッキは一回り小さいCADDELACというブランドのソフトウィールにしましたが、よくわからない人はHOT JUICEにしておけば間違いないってくらいの定番アイテムです。

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ウィールによってはトラックのシャフトから外にせり出すような形状になっているものがあるので、そのようなウィールを選んだ場合はトラックを選ぶ時に幅を考慮しましょう。

トラック

トラックはスケートボードの中でもっとも重要なパーツの一つと言っていいでしょう。
選ぶ際に重要なポイントは2点、高さと幅です。
トラックには通常highとlowがあってそれぞれ地面からの高さが異なります。
クルーザー仕様では大きめのウィールを付けるのことが多いのですが、lowのトラックに大きめのウィールを組み合わせると、体重をかけて曲がる時に、板とウィールが接触することで、急ブレーキがかかってしまい、体が吹っ飛ぶことになります。このことをウィールバイトというのですが、ウィールバイトを避けるためにもクルーザー仕様で板を組む時はhighトラックにしましょう。

幅についてはデッキとウィールのサイズによって選ぶべきものが変わってきます。
基本的にはトラックにウィールをつけた状態で、デッキの幅と同じくらいに収まるのが理想です。
(※例外的にオールドスクールなテイストのクルージングデッキは、あえてウィールをはみ出させていたりすることがあります。)

なおブランドによってトラックのサイズ表記がことなりますので、参考までに目安となるサイズ表をまとめておきます。
※あくまで目安なので、最終的にはデッキサイズとウィールによって何を選ぶか調整してください。

デッキ幅 7.0〜7.75 7.75〜8.25 8.25〜8.5
independent 129 139 149
ACE 22 33 44
Thunder 145 147 149
KRUX 8.0 8.25 8.5
Venture 5.0 5.2 5.8
Royal 5.0 5.25 5.5
DESTRUCTO 5.0 5.25 5.5

まとめ

いかがだったでしょうか。
自分の気に入ったグラフィックのデッキでクルーザー作れると愛着が湧きますよね。

パーツ選びのポイントのまとめ

  • デッキは自分の好みで構わない
  • トラックはhighを推奨。デッキ幅に合わせてトラックを選ぶ。
  • ウィールはソフトウィール。径は60mm前後のものがオススメ。

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ペニーなんかのミニクルーザーについては下記のサイトで詳しく説明しています。
ミニクルーザー.com

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