TaoTRONICS様より製品をご提供いただいたのでレビューさせていただきます。
ご提供いただいたのはBluetoothで接続するコンパクトなモバイルスピーカー『TT-SK09』。3,000円を切る実売価格(本記事執筆時)でありながら、IPX4防水、耐震仕様のアウトドア志向の製品。シンプルなデザインのBluetoothスピーカーということでかなり期待できそうです。
製品レビュー
それでは写真を交えながら製品レビューを行なっていきたいと思います。
製品パッケージはこんな感じのシンプルなもの。
セット内容は本体、説明書、マイクロUSBケーブル、ラインケーブル、製品登録案内のカード。TaoTORONICSの製品には1年間の製品保証があるのですが、登録することでさらに6ヶ月間、保証期間が延長されるそうです。
スピーカーは全体的にマットな感じのツートンカラーで、黒のベースカラーにグレーのサランネットというシンプルなデザイン。
写真で見ると大きく見えますが、実際のサイズは159mm × 28mm × 62mmとコンパクトで持ち運びしやすいサイズです。スピーカーの幅がちょうどiPhone6 Plusと縦と長さと同じくらいのサイズでした。
TaoTRTONICSのロゴがプリントされた上部と底の部分はゴム素材でできていて、上部には再生/停止ボタンとボリュームの-+ボタンがあります。
防水仕様でボタンの隙間などから水滴や埃が入ることはありませんので安心感があります。
正面右側側面には電源ボタンとゴムの端子カバー。
こちらもしっかりと密閉できるようになっています。
端子カバーを開けるとマイクロUSBの端子とライン端子があります。
ライン端子がついているので、BlueToothに対応していないiPodなどの音楽も流すことが可能です。
製品スペック
サイズ:159mm × 28mm × 62mm
重量:235g
- 3W×2の6Wのデュアルスピーカー
- 10時間連続再生
- Bluetooth接続
- NFC搭載
- IPX4防水
使ってみての感想
実際に使用してみての感想です。
操作性や使用感
ペアリングも簡単にできますし、ボタンなどの押し心地や操作性も気になる点はありません。
サイズも大きすぎないので持ち運びでも苦ではありません。
音質について
モバイルスピーカーなので、最大の音量にしても限界はありますし、音が少し篭ってるような印象があるものは否めません。しかし、モバイルスピーカーでこの価格と性能、デザイン性を考えるとそこを指摘するのは少し酷な気もします。全体的に製品の完成度が高いので、ついつい1万円クラスのものや上のグレードのクラスのものに対しての基準でいろいろな性能を要求してしまいそうになってしまうんですね。スマホから直接、音を出すのに比べればはるかに良くなるでしょう。
惜しいと思った点
全体的にバランスのいい製品なのですが、一つ惜しいと思った点があります。それは、アウトドア志向の製品であるからこそ、ケースを付けて欲しかったということ。ひょっとしたらケースなしでも耐久性に問題ないという判断なのかもしれないのですが、ケースなしで持ち歩くのは少しためらってしまいます。ガジェット類って丁度いいサイズのケースがすぐに見つからなかったりするので、大げさなものじゃなくても専用ケースがあればよかったかなと思いました。
あと、これは仕方ないことなのかもしれないですが、耐震性を高めるためにゴム素材を上下の部分に使用しているため、埃などがつきやすい気がします。拭けばすぐ取れるので許容できるレベルではありますが。
まとめ
価格やデザイン、性能を考えるとコストパフォーマンスの高い製品という印象を持ちました。とはいえ、音質のところでも触れたように、所詮モバイルスピーカー、パワーにはやはり限界があります。例えば4,5人でテーブルを囲むくらいの距離感であれば問題ないですが、屋外でダンスの練習などに使うには距離的にちょっと厳しそうな感じがします。(よほど静かなところなら別でしょうが。)
最近、巷で見かけることが多くなってきたサイファー(ラッパーが輪になってフリースタイルを行うこと)などで、誰かが手で持って使うみたいな感じならギリギリ使えるかなといった感じ。
この価格帯であれば、想定する使用環境さえ間違ってなければ後悔することはないと思います。
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