鎌倉西部を南北に移動するための交通路
鎌倉は南を海に東西北を山に囲まれた地形になるため、昔の人たちが鎌倉に出入りするために山を切り開いた交通路があります。それらは鎌倉七口(かまくらななくち)と呼ばれています。
鎌倉七口
このうち今回紹介するのは化粧坂。
鎌倉駅の西側にある佐助と呼ばれるエリアから、扇ケ谷という、ちょうど鎌倉中心部と北鎌倉の中間地点に当たるエリアへ抜けるルートです。
化粧坂についての案内板。
化粧坂は、鎌倉の北西から武蔵方面に抜ける「鎌倉住環上ノ道」(武蔵路)の出入り口に当たります。鎌倉の交通の要衝であったことから、元弘3年(1333)の新田義貞の鎌倉攻めでも戦場となっています。
『吾妻鏡』建長3年(1251)12月3日条には、鎌倉の中で小町屋及び売買所を構えても良い場所の一つとして「気和飛坂山上(化粧坂の山上)」と書かれています。坂頂上部は葛原岡とも呼ばれ、元弘2年(1332)後醍醐天皇の倒幕計画に関わった日野俊基が斬首された刑場でもありました。指定地内北側には地蔵像や五輪塔などの浮彫りをもつ特徴的なやぐら群(瓜ヶ谷やぐら群)があります。また周辺の発掘調査では多数の火葬跡が発見されており、化粧坂が交通の要衝であると同時に、都市鎌倉の境界に位置する葬送の地でもあったことが明らかになっています。
源氏山公園>入り口から入り、30mほど進むと分岐があり、左側が化粧坂、右側が源氏山公園になります。
化粧坂は距離はとても短いのですが、苔が生えたりしていて坂道になっているため、滑りやすくなっていて、足腰の悪い方にはちょっと歩きづらい場所でもあります。
この辺は普通の山道。
苔がびっちり覆った岩とかもあったりして。
最後がS字カーブになっていてなぜかいつも濡れています。
特に雨が降ったあとは滑りやすいので注意が必要です。
ここは凍ったら絶対登れない気がする。
苔も生えてます。
化粧坂への出入り口。
通行禁止になっているわけではなく直進しないようにしてるだけです。
ここから下は扇ケ谷(おうぎがやつ)の住宅街です。
まとめ
何度も通っている化粧坂ですが、他の鎌倉七口と比べても距離が短いです。
ちなみに以前紹介した鎌倉のおしゃれなカフェ、テールベルトや同じく鎌倉七口に数えられる亀ヶ谷切り通しも近いので興味があれば行って見るといいかもしれません。
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