近年人気の盛りだくさんな神社
鎌倉長谷にある御霊神社に行ってきました。
権五郎神社として親しまれています。
場所はこちら
所在地 | 神奈川県鎌倉市坂ノ下4-9 |
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祭神 | 鎌倉権五郎景正 |
鎌倉江ノ島七福神(福禄寿)
御霊とは、強く尊い祖先の御魂の意で、神社の創建は、平安時代後期と伝えられています。
桓武天皇の子孫で「鎌倉武士団」を率いた鎌倉権五郎景正を祀っています。
景正は、「後三年の役(1083年〜)に十六歳で出陣して勇名をはせ、その後現在の鎌倉・湘南地域を開発した領主です。地元では「権五郎さま」と呼ばれ、親しまれています。
毎年九月に行われる「面掛行列」は、伎楽や舞楽、田楽などの古い面をつけた面掛衆が練り歩く珍しい祭事です。
元々は鎌倉の平氏五家である鎌倉、梶原、村岡、長尾、大庭の五氏の霊を祀っていたため、五霊だったものが転じて御霊神社になったそう。どの名も現在の鎌倉・藤沢・横浜南部の地名となっていることからもその影響力の高かったことが伺えます。
ちなみに長尾家は上杉謙信の祖先らしい。
そんな御霊神社ですが、いつしか武勇の誉れ高くこの地の領主でああった権五郎景正のみを祀る神社になったらしい。
坂の下側から行くと、江ノ電沿いに敷地があるため、踏切を渡って境内に入ります。
手水舎
稲荷神社
秋葉神社
宝物庫
中には権五郎景正公の命日である9月18日に行われる面掛行列で使われるお面と、鎌倉江ノ島七福神の福禄寿が安置されています。
お面はガラスケースの中に10のお面が飾られています。
1番面 爺(ぢい)
2番面 鬼(おに)
3番面 異形(いぎょう)
4番面 鼻長(はななが)
5番面 烏天狗(からすてんぐ)
6番面 翁(おきな)
7番面 火吹男(ひふきを)
8番面 福禄(ふくろく)
9番面 阿亀(おかめ)
10番面 女(おんな)
鎌倉神楽面の天狗と山の神が飾られています。
本殿
景正公 弓立ての松
鎌倉権五郎景正公は平安時代後期に鎌倉・湘南地域を開拓した開発領主である。公が、ご領地を見まわる際に弓を立てかけられたと伝わる松の古木。
石神神社の大神輿
本殿を横から見たところ
金刀毘羅社(こんぴらさん)
海上安全の守護神、讃岐の金刀毘羅宮の分霊を祀る。
祭神大物主神(おおものぬしのかみ)は大国主命(おおくにぬしのみこと)の和魂(にぎみたま)として讃岐の象頭山に祀られた。
仏教の守護神が後に地主神と習合し、農業、商業の神としても信仰を集める。
ヒッチハイクで四国行った時に立ち寄ったこんぴらさんにこんなところで再開するとは。
四国ヒッチハイク日記6日目。大麻比古神社から金比羅山へ。
石神神社(いしがみじんじゃ)
昔、御霊神社の前浜にあった巨石に多くの船が座礁し、多數の人名が奪われた。海神の怒りと考えた村人はこれを曳き上げ、その上部を祀って石神神社と称した。
海上安全、豊漁の守護神として今も篤く信仰されている。
七月海の日の例祭には珍しい「御供流し(ごくながし)」神事が前浜海上で行われる。
地神社(ぢじんしゃ)
御嶽社(おんたけさん)
長野県の御嶽神社の主神三神を祀る。ご神徳は植産興業。
庚申塔
第六天社
いろんなところにあると思ってたんだけど、調べてみたらどうやら関東にしかないらしい。
神代七代と云われる天地開闢(てんかいびゃく)の時に成りませる神の第六代に当たる神、面足尊(おもだるのみこと)と訶志古泥神(かしこねのかみ)を祀る。男神、女神の容貌が成り整うの神格化。防塞の守護の神とも云われる。
もはやよくわからない。
樹齢約400年の夫婦銀杏
左が雄で、右が雌。
夫婦円満、家内安全、子宝安産のシンボルなんだとか。
袂石(たもといし)と手玉石(てだまいし)
御祭神景正公が手玉に取り、袂に入れたと伝えられる。
公の人知を超えた霊才を示す重量の石。古来より奇石は神霊を宿すと考えられている。
祖霊社
こちらは日清・日露・第二次世界大戦での坂の下地区の戦没者の英霊二十三柱を祀っています。
本殿の周りと江ノ電の線路沿いにはあじさいが咲いています。
テレビやアニメでも登場する神社
以前はそこまで混雑してた印象はなかったのですが、映画『海街diary』でこの近隣が出たらしく、それから急激に混むようになった印象です。テレビや映画の影響って凄いですよね。
南鎌倉高校自転車部の2話目でも登場していました。
まとめ
久しぶりに昼間に見て歩いたのですが、よくある神社のオールスターというか、ちょっと欲張りすぎな感じがするくらい、なんでもありますね。
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