iPhone4のホームボタンが効かない
iPhone4のホームボタンが効かなくなるのはiPhoneユーザーなら誰もが体験するんじゃないかというほどの鉄板ネタなんですが、あまりにストレスを感じるので、思い切って自分でホームボタンの換装をしてみることにしました。
いろんなサイトで裏ワザ的なものも載っていたりするんですが、どれをやっても解決しません。
多分ハード的な問題なんだと思います。
なんとなくファミコンのコントローラーの中の白いゴムに黒い磁石みたいなモノがついたパーツがヘタってるんだろうくらいのイメージでした。
参考にしたのは海外サイトのiFixitのInstalling iPhone 4 Home Buttonという記事です。
このサイトは写真付きで手順が載っているのでとてもわかりやすいです。
プラモデルとか作るのが苦手じゃなければ、自分で交換できるかと思います。
パーツ類はAmazonで購入しました。
必要なもの
1. iPhone用工具セット
2. 交換用ホームボタンケーブル
3. 交換用ホームボタン(再利用可)
4. マイナスドライバー
5. クリップ
作業時間
2時間程度
自分の場合は1.と2.のみ購入し、ホームボタンは再利用、マイナスドライバーとクリップは自前で用意しました。
分解してみて思ったのはバッテリーの交換であれば数分で終わりそうだけど、ホームボタンの場合は、ほぼ全てバラすことになります。
時間に余裕をみて作業を行ってください。
リンク先に詳しい解説があるので、ここでは注意点とコツだけ書いておきます。
取り外したパーツの管理とルール決め
iPhone4は精密機器です。ネジなどのパーツはとても小さく、サイズも様々です。
自分の場合はガムテープの両端を折り返して机の上に貼り、外したネジを左から順番に置いていきました。
こうすることでネジの紛失を防げるのと、組み立てるときは右から組み立てていけるので便利です。
同じステップ内で複数のネジを外す時は”時計回りにする”などのルールを決めて下さい。
当然のことながら組み立て時は逆の順番ですね。
無理に力を入れすぎない
少し力を入れすぎると壊れてしまいそうなパーツが多かったです。
卵を扱うようなイメージで作業するといいかと思いました。
ネジの頭をナメないように
パーツが小さいため、もしネジの頭をナメてしまうとかなりの困難が予想されます。
しっかりと噛み合っているか確認しながらネジを回して下さい。
補償が効かなくなります
ホームボタンの換装を行うためには補償シールを剥がす必要があります。
自信の無い人や、お金があり余っていて、開ける好奇心も無い場合はプロに頼んだほうが良いでしょう。
各ステップでの注意点
Step.6
バッテリーは糊で貼り付いているので透明のテープを引っ張るだけでは剥がれないと思います。
ピックを隙間にいれて、テコの原理で少しずつズラしながらバッテリーを浮かし、最後に透明のテープを引っ張って外すと良いです。
Step.16
補償シールの下にネジが隠れています。マイナスドライバーで剥がしましょう。
Step.28
フロントパネルもかなりしっかり固定されています。
隙間に差し込んだピックをスライドさせながら少しずつ浮かして下さい。
Step.29
フロントパネルを外すときにケーブルが引っかかりやすいので、気をつけてください。
Step.31
ホームボタンのケーブルのみ、他の端子と異なり、横から差し込んだ端子をストッパーのようなもので止めてあります。
外す時はストッパー部分をリフトし、スライドさせて引き抜き、交換パーツの端子部分を慎重にスライドさせて差し込み、ストッパーを下げます。
換装を終えてみて
ホームボタンが直ったことで、かなりのストレスが解消されました。
換装する前は、連射してみたり、強めに押してみたり、長めに押してみたり、気持ちを入れて押してみたり(笑)していましたが、どうしてもっと早くやらなかったんだろうと思いました。
ifixitの記事を見ながら、パーツの管理さえしっかりしていればそれほど難しくないと思います。
時間はそんなにかからないと思っていたのですが、やはり2時間近くかかってしまいました。
これはネジを回す時になかなかネジ穴にきれいにハマってくれなかったり、慎重にならざるを得ないからという感じですかね。
もし困っている人がいたら挑戦してみてはどうでしょうか。
あ、お約束ですが自己責任でお願いしますね。
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