ヒッチハイクマニュアル完全版

2014年7月20日
2017年5月16日
gappacker
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ヒッチハイクマニュアル

夏休み、ヒッチハイク始めてみませんか?

長期の休みがとりやすい夏休みですが、どうでしょう?
ヒッチハイクしてみませんか?
きっといい思い出になると思いますよ。

僕はこれまでヒッチハイクで100台以上の車に乗せてもらい、旅をしてきました。
そこそこの経験者の部類に入るんではないでしょうか。
僕は旅が一過性のものだと思っていないので、還暦になってもヒッチハイクしてるようなオジさんでいるのが目標です。w

僕がヒッチハイクを始めたワケ。

この記事では僕がヒッチハイクを通して得たスキル?やコツをシェアしたいと思います。
好奇心と冒険心の塊、なアナタが活用してくれると嬉しいです。

ヒッチハイクをやることのメリット

そこのアナタ、ひょっとしてヒッチハイクが罰ゲームだとか思ってませんか?
実はすごいメリット盛り沢山なんですよ。
一つずつ紹介していきたいと思います。

コミュニケーション能力が高まります。

当然のことながら、乗せてもらったら話さないといけません。
相手は毎回趣味や仕事、性格が異なるので、同じパターンなんて通用しないんですね。
静かな人ならウザがられない程度に自分から話しかけ、話好きな人だったら気持ちよく話してもらうっていうスキルをあげるには、もってこいですよ。

交渉能力が高まる

降ろしてもらう場所を間違えると、次の車が拾えなかったり、大幅に時間をロスしてしまいます。乗せてってもらっている立場ですが、相手に負担がないように気遣いながらも、自分の次の行動を見越してお願いする必要があります。交渉と書くには少し大袈裟な気もしますが、車内の雰囲気づくりも含めて交渉力の一部なのではないかと思います。

普段知らない世界の話が聞ける

いつもそうだとは限りませんが、時折変わった仕事をしている人の車に乗せてもらうことがあります。地方で会社を経営している方だったり、海上自衛隊の方だったり、トンネル掘りの人だったりです。こんな時は面白くて、ものすごいテンション上がります。質問攻めですよ。w

ローカル情報が入って来る

その土地の美味しいものや、見所の情報なんかを教えてくれたりします。
場合によっては連れてってくれたり、一緒に観光したり、ご飯食べたりってのも普通にあります。これも楽しい思い出になります。

ヒッチハイクのデメリット

とはいえデメリットもあります。
まぁ、メリットが上回るからやってるんですけどね。

時間が読めない

こればっかりは仕方ないんですが、到着時刻が読めないのでスケジュールは立てられません。宿は予約できませんし、何か観たいものがあったりしても、行こうとしてた日に間に合わなかったりします。そうすると自然とスケジュールは推していきます。

時間がかかる

時間が読めないとも似てるんですが、基本的にヒッチハイクでの移動は時間がかかります。数時間、車を拾えないなんてことも、ざらにあります。なので、後ほど説明する戦略は結構、重要になってきます。

ヒッチハイクは戦略的に

高速道路とした道は適宜使い分けよう。

高速道路は長距離の移動に適しています。
した道は小回りが効く他、ルート変更やプラン変更がしやすいです。
たまに、した道至上主義みたいな人がいるみたいですが、気にせずいきましょう。w

夜間のヒッチハイクの難易度は増す

夜間、車を拾うのはとても難しいです。
場所にもよりますが、21:00くらいから急激に難易度が上がる気がします。
体感的には5割増程度でしょうか。ただし、SAの場合は2割増し程度で済みます。
暗くなる前にその晩、どこで過ごすか決めて辿り着けるようにし、もし夜通し移動するなら大きめのSAに向かった方がいいでしょう。

長距離移動は高速道路。ただしご利用は計画的に

長距離移動したい時は高速道路を利用します。
高速道路を利用したい時は2パターンの利用方法があります。

一つ目はIC前で車を拾うこと。
高速道路の入り口に繋がる幹線道路沿いなどで拾います。
場所によってはすでにスピードが出ていたり車を止める場所がなかったりして難易度が高かったりします。車の流れやスピードを見て最適な場所を探す能力は必要になるでしょう。

もう一つは歩いてSA(サービスエリア)に入って車を拾う方法です。
サービスエリアは裏から出入りでき、基本的にした道と繋がっていたりします。
これをうまく活用することで移動時のパターンが確実に増えます。
ちなみに、こういう場所は街灯もろくにない真っ暗な場所が多いので、夜の出入りはあまりおすすめできません。

なお、山奥にあるSAはした道に出るまで1時間、した道に辿り着いても車が走ってないなんてこともあります。SAから歩いて行ける距離に幹線道路があるか、交通量がありそうか等、聞き込みして確認してから、した道に出ましょう。

何はともあれ地図を手に入れよう

高速道路でSAに辿り着いたら真っ先に地図を手に入れてください。
SA間の距離や時間の目安が書いてありますので、戦略が立てやすくなります。

SA(サービスエリア)とPA(パーキングエリア)の違い

基本的にはSAのほうが大きく、24時間空いているお店があったりします。
逆に言うとPAは自販機とトイレしかなく、夜は早くしまってしまう売店程度しかない場所もあります。ごく稀に草津PAのようにシャワーブースもあるような大きなPAもありますが、基本的にはSAで降ろしてもらうようにしましょう。ちなみにガソリンスタンドが併設されているかどうかはドライバーからすると重要な要素なのでそこも意識しておくといいと思います。

親指立て?ボード?

これは良く聞かれることでもあるんですが、僕は場所によって使い分けています。
した道では親指だけでやることが多いです。
下手にボードに行き先を書いてしまうと(そこまではいかないから無理)という心理が働いてしまう気がするからです。それよりは、止まってもらってから、行きたい方面を伝え、どこまで行くかを聞いた上で次の車が拾いやすい場所で降ろしてもらったほうがいいと思います。

逆に高速道路や、スピードの出ている通り沿いではボードを使用します。
基本的にはどこかで手に入れたスケッチブックをバックパックとカバーの間に挟むようにして持ち歩きます。入手できなかった場合はコンビ二などでダンボールをもらって使用します。段ボールの場合は使い捨てになりますが、スケッチブックの場合、旅の道中は再利用できます。
国道や大きなSAなどは、何度も利用したりすることがあるんですね。

スケッチブックはある程度厚みのある頑丈なやつのほうがいいです。
風が強かったり、トラックが通ったりした時に、常に両手で持っていなければならなくなるので地味に疲れるのと、バックパックやポールなどに立てかけて、座って待つなんてことも出来ます。

ちなみに、ペンはマッキーの太いの一択です。
期間にもよりますが、10日間程度なら3本はあったほうがいいでしょう。

ドライバーの視点になって考える

ひょっとしたら、ヒッチハイクをする上で、これが一番大事なことかもしれません。

アナタの存在はドライバーから認識できているか

街路樹や電柱の陰になっていないか?
ボードの行き先がドライバーの目線の高さと角度にあっているか?

車を止める場所があるか

迷った素振りを見せても、車を止める場所がないと諦めてしまう人は多いです。
いかにスムーズに車を止めてもらえるか。車を止めるための心理的な障壁を少しでも取り除くことが大事です。

怪しいと思われてないか

著しく汚い格好であったり、挙動不審であったり、目つきが危なさそうだったり。
自分だったら乗せるの嫌だと思うような行動はしないようにしましょう。
車を止めるために飛び跳ねたりとかの過剰なアクションをするのも気味悪がられるので辞めた方がいいと思います。

僕のスタイル

僕は基本的には自分から乗せてくれと話しかけたり、車の窓をノックするようなことはしません。
よっぽど困った時は、別ですが、なるべくならしません。
これまでも多分2,3回しかしたことないと思います。

普通に考えて怖くないですか?
あんまり気味悪がられるのも気持ちよくないですしね。

ですので、夜のした道でのヒッチハイクにならないように夕方の時点でプランB,プランCを用意しておきます。
夜SAで車を拾う時は、明るい場所でボードを持って待機します。
乗せてくれる人は僕の人となりを確認した上で話しかけてきてくれますし、こちらを見ながら迷ってる素振りをしていたら初めて話しかけます。
ボードを見せながら『行きませんか?』と。

基本的には、相手に認識できる位置で堂々と待ち、礼儀を持って乗せてもらい、乗せてもらったら楽しく時間を共有して、丁寧にお礼を言って別れる。こんなスタイルでやってます。

ヒッチハイクはしないけど、乗せてみようかなって人へ

ヒッチハイクを自分ではやらないけど、今度見かけたら乗せてみようかな?って思っている人もいるかと思います。
自分の目で確認して、面白そうかもと思ったら乗せてみたらいいと思います。
もちろん人にもよるとは思いますが、いろんな面白エピソード持ってる可能性は高いですよ。

まとめ

いかがだったでしょうか?
ちょっとやってみたくなったけどまだ不安だとか、こういう場合はどうするの?なんて疑問がある場合は、ぜひ教えて下さい。
Twitterでもなんでも気軽に話しかけてもらえれば、出来る範囲で解答しますよ。

それでは。
ハッピー、ヒッチハイキング!

追記:夏のヒッチハイクで気をつけるべき点をまとめた記事も書きました。
ヒッチハイクを夏やるうえで備えておきたい5つのこと。

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