Fablabは世界的なものづくりのネットワーク
Fablab自体の知名度が随分上がってきたとはいえ、ものづくり系のクリエイターやその界隈の人、そして情報感度の高い人以外への認知はまだまだと言えるFablab。
Fablabはレーザーカッターや3Dプリンター、ミリングマシンなどのデジタルファブリケーション機材が置いてある、個人のものづくりをサポートするための実験施設のような場所で、日本では現在7つのFablabがあり、その1つが仙台にあります。
各ファブラボは基本理念こそ同じものの、運営方針や運営体制などが異なり、今回ようやく以前から気になっていた北のファブラボ『Fablab Sendai Flat』を訪問してきました。
こちらがFablab Sendai FLAT内部。
仙台駅西口中心部から徒歩9分のビルの4階にあります。
機材などは講習を受けた後は予約を入れることで利用可能なようです。(※詳細はFablab Sendai FLATでご確認ください)

こちらが3Dプリンター。

レーザーカッターはユニバーサルのもの。
これで木材やアクリルのカットや加工ができます。

そしてミリングマシン
電子基板をつくったりすることができます。

ファブラボ仙台では近くにホームセンターなど材料を買えるところがないため、加工素材をストックし、販売しているそうです。見せ方もFablabらしくかわいいですね。

こちらはデジタルミシン。
イラストなどのデータを転送することで刺繍してくれます。

訪問してみての感想
Fablab仙台には行政の支援が入っているため、僕が少し関わっているFablab関内や、地元であり何度か訪問しているFablab鎌倉とはそもそも置かれている条件が異なるとは思うのですが、ゆったりとしたスペースの使い方、そしてフルタイム3人で回しているという規模感は心地よく感じました。環境的には鎌倉や関内よりも優れているかもしれません。(スペースという意味で)
横浜で行われたFab9というFablabの世界会議以降、どのようにしたら持続可能なFablabができるのかという素朴な疑問を抱えているのですが、仙台の雰囲気も見れたので、今後どのような展開になっていくのか楽しみにしています。
東北に住んでいるものづくりが好きな人にはぜひ訪問してもらいたい場所です。
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