ココナラを運営する南章行さんをお招きし話を伺いました。

2013年5月2日
2016年7月6日
gappacker
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ココナラの南さんに横浜の『タネマキ』に来て頂きました。

2013年4月27日(土)、横浜のコワーキングスペース「タネマキ」に、ココナラを運営する株式会社ウェルセルフの創業者であり、CEOの南章行さんにお越し頂き、話を伺いました。

南さんはイベントなどで何度かお見かけしていましたが、これまでゆっくり話を聞いたことはなく、今回CoffeeMeetingの山本さんからのご紹介でタネマキマネタイズ部のイベントにきていただくことになりました。

まず知らない方のためにcoconala(http://coconala.com)を説明すると、ココナラとは500円で個人のスキルや才能をやりとりするマーケットプラットフォーム型のWebサービスで、2012/7/3のサービス開始以降、テレビ、雑誌など様々なメディアで取り上げられるなどして話題になり、ユーザー数は、まもなく50,000人を突破するという今、注目されているWebサービスの一つです。

今回はウェブサービスの開発や運営をしている人向けに話をしていただくということで、南さんの経歴から会社設立、そしてサービスの立ち上げまでの経緯、サービス開始時とこれまでに気をつけて来た点や注力した事など、かなり内容の濃い話をしていただけました。

南さんの華やかな経歴

南さんは元々、大手銀行に勤めていましたが、そこから企業買収ファンドへ移り企業再建事業などに携わったあと、英国オックスフォードでMBAを取得、その後2つのNPOの立ち上げなどを経て、株式会社ウェルセルフを設立したそうです。
株式会社ウェルセルフは、当初ヘルスケアの事業を行うために立ち上げた会社でしたが、それを止めてWebサービスのココナラを始めたそうで、起業時、会社立ち上げメンバーには技術者がいないという状況だったそうです。
銀行員から企業買収ファンド、MBA留学、そしてNPO立ち上げと華やかな経歴の持ち主でありながら、畑違いのWebの世界で勝負することになった経緯などはとても興味深いもので、参加者全員が真剣に話に聞き入っていました。

19:30から開始し、懇親会を含め23:30くらいまで、盛り沢山の内容を話していただきましたが、自分なりに感じたことまとめてみたいと思います。

南さんの印象

南さんに抱いていた印象なのですが、失礼な話、お話を聞くまでは体育会系の勢いで突き進むタイプなのかと想像していました。
ラグビーをやっていたというガッチリした体格の印象が強かったためでしょう。
ところが話を聞いてみると、目的意識が高く、かつ明確で、仮説と検証を繰り返しながらもスピーディに物事をこなすタイプの人でした。
さらにそれでいて情熱のある熱い人という、冷静と情熱を兼ね備えた人でした。

アイデア検討の時点でミッションはほぼ固まっていた

途中でココナラをスタートする時点で作成していたというスライドを見せながら、立ち上げ当初の話をしていただきましたが、アイデア検討の時点ですでにミッションはほぼ固まっていたそうです。当初から軸がしっかりしていたからこそ、ブレずに進んでこれたのではないかと感じます。

h2「いいね」はノイズでしかない

誰かにアイデアなどを話した時、多くの人がいいねと言ってくれます。
それはノイズでしかないと南さんはおっしゃっていました。

一人目のユーザー

サービスを提供する時に、一人目のユーザーが何を求めているかを精査することはとても大事なことです。
C to Cのビジネスモデルであるココナラにおいては、事前のアンケートにより、ユーザーのニーズと、属性などによるバラツキなどを把握し、仮説を立てた上で、予めさまざまな分野の出品者を確保していたそうで、それが初動から継続的な成長に大きく貢献したのではないかと思います。

体験を聞け、意見は聞くな

ココナラは、リーンスタートアップ的な手法を用いて事業モデルを発展させてきたそうで、そのなかで大事にしていたのがアンケートなどを用いたプランの検証でした。
アンケートを行う際に気をつけたほうが良いとおっしゃっていたのがこの体験を聞き、意見は聞かないようにするということです。
特に男性に多いらしいのですがユーザーとして意見を聞いているのに、経営者目線で話だす人が多いそうです。
これを読んでるあなたも心当たりありませんか?
僕はあります。正直ちょっと恥ずかしくなりました。(^^;

思いを伝え、欲しいものを伝える

人に何かをやりたいという思いを伝えられる人はいるけど、欲しいものを伝えられる人は意外と少ないとのことです。
応援してくれる人がいても、何を必要としているかがわからないと応援する側も助けてあげることができない。
思いを伝える時に、セットで必要としているものを伝える事が大事
これは自分でも思い当たることがありました。
必要としているものを言ってあった場合、後になって誰かが人を紹介してくれたり、情報をくれたりすることはあります。

鍵を持っている人が門番の格好をしているとは限らない

思ってもいなかったところから可能性が拓けたりするから、人を値踏みしてはいけないというお話。
これは一つ上の項目にも近い部分ですが人によって態度を変えたりする人いますよね。
それじゃあ、可能性逃してる場合あるよって話だと思います。
誰に対してもオープンかつフラットでいるっていうのは心がけたいですよね。

最後に個人的な感想

南さんは講演などをした際に、かならず3人はファンにして帰ると言っていましたが、おそらく当日の参加者の9割以上が南さんの能力と人柄に惹き付けられたのではないかと思います。そして、南さんの話を聞いて、ココナラがこれまで順調に行っているのは偶然ではなく必然であるのだというのがよくわかりました。
正直、このブログ記事に関してはいいね!しか感想がないので、南さんにとってはノイズでしかないという悲しい結果ですが(笑)本当に南さんのお話を聴けて良かったです。横浜までお越し頂いた南さんと、ご紹介していただいたコーヒーミーティング(http://coffeemeeting.com)の山本さんにも感謝です。

マネタイズ部の輪
CoffeeMeetingの山本さん → coconalaの南さん → ???

次回は南さんに紹介いただく予定ですが、一体誰に来てもらえるのでしょうか?
詳細は決まり次第twitterなどで告知します。
お近くの方は是非ご参加くださいませ。



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