神奈川県立近代美術館 鎌倉でやっている「シャルロット・ペリアンと日本」展に行ってきました。
建築をやってる人や建築に興味がある人以外には無名だと思います。しかし彼女のデザインした椅子を見れば、あ、これデザインした人なんだ!?と思うかもしれません。
一般的には無名に近いかもしれないこのフランス人女性ですが建築界の巨匠スイス人建築家、ル・コルビュジェに才能を見いだされ、彼の元でインテリアや家具デザインを行っていた重要な存在なんですね。
LCシリーズという家具の特集などでは必ずと言っていいほど出てくる有名な椅子は実は彼女のデザインだと言われればなんとなくその凄さが伝わるでしょうか。
そんな彼女の展示がコルビュジェの弟子である坂倉準三の設計した鎌倉近代美術館で行われているわけです。
なんだか時代を越えた二人の死後のコラボレーションとでもいうのか、感慨深いものがありますね。
僕は2006年の春頃、ヨーロッパを3ヶ月間旅していてフランスには1ヶ月間以上滞在していたのですが、そのあいだにコルビュジェの建築はかなり見て回りました。
パリ → リヨン (フィルミニ) → マルセイユ → ボルドーと周りその周辺にあるものも見て回っていました。フランス国内にあるコルビュジェの建築はの20くらいは見たでしょうか。
そんなこともあってコルビュジェ体験は一般的な人よりは空間を体感しているという意味で多いと思ってました。
しかし、恥ずかしながらその時はペリアンという女性がそれほど重要な役割を担っていたとは知りませんでした。
今回を展示の中で彼女と日本の関わりや、柳宗悦などとの交流や民芸に対する関心など、日本のデザインにも大きな関わりを持っていたのだと感じました。
竹製のシェーズ・ロングをみたときはちょっとした驚きでした。
こんなものも作ってたんですね。
コルビュジェというあまりにも有名な巨匠の陰で存在感が薄くなりがちですが
同時にコルビュジェに見いだされなければ、ここまで有名にもなっていなかったかも知れません。
下記はamazonへのリンクです。
シャルロット・ペリアンと日本
神奈川県立近代美術館 鎌倉
2011/10/22(土)〜2012/1/9(月・祝)
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