マイクロソフト西脇資哲のエバンジェリスト養成講座5に参加してきた。

2011年12月19日
2015年12月2日
gappacker
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年12月17日にMicrosoftの品川本社31Fセミナールームで行われたエバンジェリスト養成講座5に参加してきました。

エバンジェリストは本当にエバンジェリストだった

「エバンジェリスト」って何?という人のために説明しておくと、元々は宗教用語の伝道師から来ているようです。
企業の製品やサービスの魅力や価値を伝えていく「全面的に前に出て情報を発信していく広報の顔」というようなイメージに近いという認識でいいのではないでしょうか。

Appleのガイ・カワサキさんなどが有名です。(自分はこの人以外知りませんでした。(^^;)

で、Microsoftのエバンジェリスト西脇資哲さんのプレゼンですが見事の一言に尽きます。
話が聞き取りやすく、滑らかなうえに抑揚があり、時折ユーモアを入れながら飽きさせることなく「100分とちょっと」の時間、約100人程いた聴衆を魅了していたと言っていいでしょう。

西脇さんはもともとはオラクルにいた方らしいのですが、2年前にMicrosoftに移られたようです。
有能な人なので、相当良い条件で迎えられたのではないでしょうか。
しかも、引っ張ってくる時にあのプレゼンの質で自身の価値を説明されたら
どうしても取りたくなってしまうのではないかと思います。
その状況とか気になりますね。(笑)

セミナーの中のわりとわかりやすいテクニックでは
・元気よく
・下を見ない
・手を使う
・抑揚をつける
・視線誘導
・資料は右肩上がりにつくる
などがありましたが、そんな基本的なことよりもあのプレゼンは体感したほうがいいと思いました。

僕は桑沢デザイン研究所というデザインの学校に通っていたのですが
学校では課題の度にクラス全員(約40人程)の前でプレゼンするのが当たり前でした。
グループ課題では東急の本社で役員の前でプレゼンする機会も頂きました。

日本ではプレゼンやスピーチなど自己表現をするような機会が学校教育の中でそれほど多くありません。
なのでボソボソと喋ったり、緊張して作品の魅力をうまく説明できない人もいたように思います。
自分はプレゼンは得意という訳ではないけれど、特に苦手意識はないほうでした。

そして今もクライアントに何かを提案する時はプロジェクターこそ使わないものの、基本的にはプレゼンと変わりありません。
そんなわけで今回のセミナーに参加したわけですが、大変価値のあるセミナーだったように思います。

エバンジェリストというと耳慣れない言葉で抵抗がある方もいるかもしれませんが、プレゼンをする機会のある方やデザイン関係、コンサル、営業職、接客業務を行う人など、人に何かを伝える事がある人にとっては参考になる部分が多いのではないかと思います。

元々、機転の効く人が相当な努力をしないとあのようなプレゼンはできないと思いますが、ひとつひとつ意識しながら取り入れていくことで確実にレベルアップしていけるのではないかと思います。

少し気になるMicrosoftの今後

ここで少しMicrosoftについて書きたいのですが

個人的に昔からAppleを使っているので正直Microsoftにはほとんど思い入れがありません。
98が出たときも「ザ・マイノリティ」であるMac OS8.0あたりを使ってたころだったなぁというくらいの感覚です。(当然、使わざるを得ない状況は多々ありました)
そんな自分ですがXP以降、Microsoftが企業として衰退期に入り、その速度が加速しているような感じを受けていました。

それは以下のような部分が根拠となっています。

・ソーシャルメディアの流れに乗り遅れたこと
・モバイルOS市場で大きく出遅れたこと
・今後、ライフスタイルや働き方などPCを取り巻く環境が大きく変わりそうなこと
・検索の話でBingの存在さえほぼ話題に上がらないくらい検索市場で負けていること
・ブラウザのIEのシェアがもの凄い勢いでChromeに奪われていること

まわりでもApple製品を使い出している人が増えています。
そしてiPhoneやAndroid携帯。
検索はgoogleが基本で、たまに女子でyahooを使っている人を見かけるくらい。
IEはバグが多いと嫌われ、ChromeはテレビCMやYouTubeなどを駆使しシェアを伸ばしています。

そんな中で西脇氏のセミナーの中でプレゼンの参考資料にクラウドという言葉が数回出て来ました。
エバンジェリストなので当然Microsoftの魅力も伝えなければいけません。

これはひょっとしたら刷り込みなのかなーと勘ぐりながらも魅了されながら聞いていた訳です。
ひょっとしたらMicrosoftはPCの「パーソナル」の部分よりもクラウドに注力する方向へシフトしてるのかなぁと思ったり、西脇さんのような人を優秀な人を獲得できるのであれば、時代を読める柔軟な発想のリーダーによるモノマネでない新サービスなどが作れればまだまだいけるのかと見直したのでした。

さすがエバンジェリストですね。
Microsoftって魅力ないって思ってた人間を見直させるってスゴいですよね。

ちなみに「スゴい」とか「とても」とかはプレゼンで使わないように。
って西脇さんがおっしゃってました。
気をつけましょう。(笑)

本もオススメですがこのセミナーは何度もやっているようなので機会があれば参加してみることをオススメします。
価格も5,000円とこの手のセミナーでは安いと感じました。(当然、自腹です。)

下記はAmazonへのリンクです。



この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterでgappackerをフォローしよう!

 この記事のタイトルとURLをコピーする