薬王寺|徳川家や蒲生家とゆかりのある地元密着型のお寺

2017年6月4日 gappacker
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徳川家、蒲生家とゆかりの深いお寺

鎌倉駅と北鎌倉駅の中間地点の住宅地に位置する日蓮宗のお寺、薬王寺に行ってきました。

場所はこちら

所在地 神奈川県鎌倉市扇ヶ谷3-5-1
山号 大乗山
宗派 日蓮宗
本尊 釈迦牟尼仏
開山 日像
創建 永仁元年(1293)

観光案内板によると

もとは真言宗梅嶺山夜光寺と称していました。日像上人(日蓮の孫弟子)が住職と論難の末、日蓮宗に改宗させ、薬王寺に改称したと伝えられています。
徳川三代将軍家光の弟、駿河大納言忠長公の供養塔や、松山城主蒲生忠知公(家康の孫)の正室と息女の墓所があり、徳川・蒲生家と縁が深く、寺紋に三葉葵が用いられるなど格式の高い寺でした。
明治初期の廃仏毀釈により荒廃しましたが、後に日振、日照が再興に尽力し現山容を整えました。
本堂正面の日蓮坐像は、第十一代将軍家斉公の命により幕府が造立、説法形の口を開けた珍しい像です。

亀ヶ谷坂切通しに向かう途中の左手に薬王寺の社号標と案内板があります。
薬王寺社号標

こちらが本殿
薬王寺本殿

まとめ

住宅街にあるお寺で観光要素はほとんどありません。
札所巡りなどには一切関わっておらず、どちらかというと、自動相談や駆け込み寺、永代供養など地元に密着した活動されているお寺のようです。

しかし、住職と論難の末、真言宗から日蓮宗に改宗させたという逸話はなかなか凄いものを感じます。

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