2冊目のポーカー本にオススメ
先日、[書評] カバーに騙されてはいけない最適なポーカー入門書。『ポーカー教室』でも書きましたが、最近ポーカーを嗜んでおります。
嗜んでいるといっても、勝負事は勝たなければ意味がないですし、ルールや文化を理解したうえで、その中でどのようにして勝つか。やはり勝負事はそこに楽しみがありますよね。で、勝率を上げるためには勉強するのが早い。
技術面ではなく精神面にフォーカスした本
大抵の勝負事には技術面と精神面という2つの側面があると思うのですが、今回読んだ本は精神面にフォーカスした本です。
ポーカーは短期的には運の要素が強いけれど、長期的には能力がモノを言うゲームです。
1回きりの勝負であれば、手札の運などで弱い人が勝てることもあります。しかし、100回勝負すれば上手い人とそうでない人の能力差は歴然として現れ、そこには技術面だけではなく精神面での要素が重要になるわけです。
前書きでも書かれているのですが、本書はポーカーをやる上で2番目に重要な本だそうです。ポーカーの本の多くは、「最も重要な本」とうたっている技術的な本が多く、精神面にフォーカスした本はあまりないからだそう。
で、そんな本の目次を参考までに紹介します。
第1章 はじめに
第2章 賭けの考え方
第3章 本能を乗り越える
第4章 バッドビートとビックポットを逃すこと
第5章 ダウンスイング
第6章 ティルト
第7章 バンクロール管理
第8章 対戦相手の心の中へ
第9章 応用編
第10章 ポーカーと人生
目次を見てもられば分かる通り、役の出る確率などの技術的な話は書いてなく、精神面に関わることばかりです。
ポーカーでよくあること、に対処する方法
ポーカーをやっていると、下記のような心理状況に陥ることはよくあることです。
- 良い手札で勝負に行った時に、負けてしまい、次に良い手札が来た時に思い切って勝負に行けなくなってしまった。
- さっき大きく負けたので、ここらで大きく取り戻したい。
- 自分の手札は強かったのに、わけのわからない手札に不運で負けた。(バッドビート)
- ツイてないから、少しプレイスタイルを変えてみよう
これらの、ポーカーをプレイしていて、よくあるシチュエーションやその時に陥りがちな心理状態で、どのような心構えで、どのように対処すべきなのかを説いています。
読んでみた感想
本書では、何度も何度も、繰り返し同じようなことが書いてあったりします。読んでいて思い出したのが、昔読んだ『金持ち父さん、貧乏父さん』。
何度も何度も同じことが書かれているのですが、反復的に似たような内容が繰り返し刷り込まれていく過程で、その考え方が身に付く感じの本で、ある意味洗脳っぽいやり方ですが、内容的には理にかなっていると感じ、最後まで読み続けていく中で、ポーカー哲学というか芯となる考え方が根付いていく感覚があります。
ギャンブル好きとは言えない自分が、ポーカーをやりだして思うのは、結構さまざまな分野で応用できそうだというもの。
こればかりやった人にしか、伝わらない感じもするのですが、感情のコントロールや、資金管理、そして相手の手札を読むという点においてはビジネスなどにも活用できるのかと思ったりします。
まぁ、でも僕はポーカーに人生かけるようなことはしないでしょうし、あくまで嗜む程度ですけどね。
というわけで、みなさんもポーカー初めてみたらどうでしょうか?
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