ポケモンGOをイングレスガチ勢がやってみた感想

2016年7月24日
2017年5月16日
gappacker
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イングレスは一時期ズッポリとハマってしまった自分も、ポケモンGoを入れて1日やってみたので違いや感想などを書いてみたいと思います。
※2日目に感じたことも追記しました。

イングレスを知らない方のために簡単に説明すると、イングレスはポケモンGOを開発したNIANTICによる位置情報ゲームで、各地にあるポータル(現在のポケストップ)と呼ばれる場所を基点として3角形を作り、その3角形の人口比で計算されるMUという数値を青と緑の2つの陣営で競うものです。
アノマリーと呼ばれる運動会的なイベントもあり、直近にあった東京のメガアノマリーでは世界各地から1万人以上の人が参加しました。
僕はハズレましたが、ポケモンGOのベータ版テストにも多くのingressエージェントが参加しています。(あまり評判よくなかったけど)

イングレスとポケモンGOの似ているところ

まずはイングレスとポケモンGOに似ているところから。

ポータルがポケストップやジムに

ポケモンでポケストップやジムと呼ばれるところはイングレスのポータルです。(写真もそのまま)
なので、イングレスユーザーは地図見た瞬間にどこのポケストップだかすぐにわかります。
ちなみにローソンやMUFG、ソフトバンクなど、イングレスとコラボしてポータルになった場所はポケストップになっていないのと、隣接したポータルなどは間引かれてる感じです。

見慣れたポータルがポケストップになってるのが最初は違和感ありますが、すぐ慣れます。

ハックのかわりにスワイプ

ポケストップを見つけたら、スワイプしてくるくる回すとモンスターボールなどのアイテムがでます。ポータルをハックしてバースターやレゾを集める感覚と似てますね。
pokemongo-taiken-1

歩きまわるのは一緒だが、速度制限はなし?

イングレスではトレッカーという、どれだけ移動したかというメダルが後から追加されましたが、ポケモンGOでは手に入れた卵を孵化させるため、歩きまわる必要があります。ポケモンGOでは速度制限がないっぽいので、電車移動中とかに孵化させるの楽そうですね。
※操作面での速度ペナルティはないものの、時速10キロを超えるスピードは孵化などの移動距離としてはカウントされない模様。

イングレスとポケモンGoの違うところ

モンスターというキャラクターの有無とコレクター心

ポケモンGOはモンスターを捕まえて強くし、他のモンスターと戦わせるというのが基本的なゲーム性です。図鑑というものがあり、そこに自分が捕まえたモンスターが記録されていくのですが、モンスターの中には可愛らしいものや、忌み嫌われるようなものもいて、同じモンスターでも捕まえるたびにCPと言われる強さや、重さなどのサイズが異なり、微妙に個性があります。
pokemon go 図鑑

イングレスではバックストーリーという背景にある物語があり、その中では人物が登場するのですが、ゲームの中でそれらのキャラクターがなんらかの効果を発揮することはありません。ポケモンGOのようにモンスターのキャラクター自体の強さが異なり、それを収集するというモチベーションはイングレスにはなかったものです。

このへんはgoogle時代からナイアンティックが持っていなかったキャラクターという部分において、任天堂の持つポケモンのブランド力をうまく活用している感じですね。ポケモン世代ではないのにイーブイかわいいとか思ってしまいますからね。

イーブイ

モンスターの出る場所はポケストップとは関係ない

イングレスの場合、基本的にはゲームがポータル(ポケモンGOのポケストップ)に依存していました。
基本的にはポータル間を移動するようなゲームだったんですね。
しかし、ポケモンGOの場合はモンスターの出現する場所はポケストップに限られません。
アイテムはポケストップでしか手にはいりません(課金はできる)が、モンスターはポケストップとは異なるところで見つかります。

3つの陣営になっている

イングレスはレジスタンス(青)とエンライテンド(緑)という2陣営の戦いでしたが、ポケモンGOは3陣営となっています。2陣営だとどうしても対立色が強まり、残念なことに◯色の奴らはどうだとか、煽ったり、貶したりするような人が少なからず存在していました。アメリカでは黒人がブラッズ(赤)とクリップス(青)という異なる色のバンダナつけて殺し合いしてることを考えると、イングレス始めた時は、ナイアンティック(当時はグーグル内)もなかなか嫌らしいことすると思ったものです。

3陣営になるとこのような不毛な争いは減る気がしますし、プレイヤーの年齢層がイングレスより低いのでこれは正解だと思いました。

ポケモンGOは全体的にゆるふわ

イングレスの場合は戦略的な陣営による対戦ゲームだったものの、一人か少人数で動くことが大半でした。対戦要素が強いため、自分がエージェントだとさとられずに、先に相手陣営のエージェントを把握するみたいな傾向が強かった気がします。(※後発のミッション勢は除く)

ポケモンGOの場合は、スマホの画面を隠さないし、ポケモンやってるのバレバレでちょっとおもしろいですね。

イングレスであったような秘め事感が共有できない

イングレスの場合、どこかこっそりやっていた感じがあって、背徳感というか、秘め事感みたいなのがありました。そしてそのことがエージェント同士のファーストコンタクトに警戒心と共感が入り混じったような不思議な距離感を生み出していたのですが、ポケモンGOの場合はそういうのが皆無。
全員すっぽんぽんで歩いてる感じです。

年齢層は若い

イングレスのエージェントは年齢層が高めで、わりといい歳した大人が、夜な夜な静かにゲームを行うという傾向が強かったように思います。8人以上が集まり、強いアイテムを効率的に集めるFFという時以外は、ソロか、カップルとかで活動している人がほとんどで(そもそも夜、大人数で動くべきではない)、プレイヤー自体がエージェントという名前で呼ばれるように、基本的に周囲にエージェントであることをさとられないように活動している方のほうが多かったように思います。

FFなんかを行う時も、少し大きめの公園など周囲の環境に気を配った開催をしていることがほとんどでした。

始まったばかりだということもあるのかもしれませんが、ポケモンの場合は団体行動で動いている若い子たちをよく見かけます。夏ということもあるのでしょうが、深夜に大声でモンスターの名前を叫びながら走り回っている20代前半と思われる少年グループもいて、この辺はちょっと心配ですね。

みんなでモンスター探しに行ったのにハブられたとかいって暴力事件が起きそうな気配がムンムンしてます。

たぶんSWAGが作れない

イングレスは同人的な趣があり、SWAGと呼ばれるエージェントが実際に作るアイテムがありました。
僕も地域コミュニティのロゴをデザインしてステッカーやワッペンを作っていたのですが、ポケモンGOは「ポケモン」という名前の商標や、ポケモンのキャラクターに関する著作権が厳しいため、イングレスのように暗黙の了解としてグッズ作成が許されることはないでしょう。

唯一可能性として残されるのが3つの陣営のロゴやイメージカラーを使ったスワッグ作成。
ただし、イングレスと違ってポケモンは世界観ができているのでそこまで自由度は高くなさそう。
今後どうなっていくのか注目する必要がありそうです。

ポケモンGOがイングレスに与える影響

イングレス自体が以前のようにできない

残念なことですが、夜静かにイングレスやってたような人は、もう以前のようにイングレスができないと思います。
ポケモンGOのユーザー数の多さと年齢層の若いユーザーが団体で動くこともあり、近隣の人にポータルだと気づかれていなかった場所が、数日以内にポケストップであることが認識されてしまうでしょう。住人からすれば迷惑でしかないですし、今後は通報案件なども増えそうです。

職質は減る?

イングレスやってて職質されたことある人は多いと思います。
ポケモンGOのおかげでようやく警察も位置情報ゲームがなんなのかを理解してくれると思いますので、あからさまに怪しくない限りは職質されることも減るかもしれません。職質されても説明は楽になるでしょう。これをメリットと感じる時点でちょっとおかしいですが。(笑)

まとめ

まだ1日やりこんでみただけですが、イングレスのガチ感に比べるとこっちはゆるふわですね。戦略性などのゲーム性はイングレスと比べて低いですが、ポケモンが可愛いので中毒性は強い気もします。こちらは引き続き、ゆるふわでまったりやっていこうかと思います。

イングレスもポケモンGOもバッテリー消費は激しいのでモバイルバッテリーは必須ですね。

7/25 一部修正と追記
7/26 SWAGについて追記

ポケモンGOやってるとバッテリーの減り方が尋常じゃないですよね?
モバイルバッテリーのおすすめと選び方という記事でモバイルバッテリーについてまとめていますのでよろしければそちらも参考にしてみてください。

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