僕の住んでいる鎌倉市ですが、いわゆる鎌倉とは南側を海、東西北の三方を山に囲われた地形になっています。そのため、陸路で鎌倉に出入りするには、山を切り開くしかなく、昔利用されていた7つの出入り口が、鎌倉七口(かまくらななくち)と呼ばれています。
鎌倉七口
この中から今回紹介するのが大仏切通しです。
地図でいうとこの辺り。
鎌倉の大仏から藤沢方面に向かうトンネルの脇に入り口があり、少し階段を登って行くと二手に分かれます。
これを右に進むと、銭洗い弁天や、樹ガーデンに繋がります。
今回は大仏切通しに行くので、こちらを直進します。
緩やかな山の散歩道。
普通の山道ですね。
ちょっと歩くとこんな感じ、完全にきり通してますね。
17時くらいだったので西日がさして来ています。
この辺は緑がもじゃもじゃ。
藤沢側の入り口付近(常盤口)には史跡の看板が立っています。
看板によるといつ作られたものか正確にはわからないそう。
大仏切通はいわゆる鎌倉七口の一つに数えられ、梶原・山崎を経て武蔵・京都方面へ通じる道路です。記録がないため正確な開削時期は不明ですが、北側にある北条市常盤亭の存在や、朝夷奈切通や巨福呂坂の整備時期との関係から、仁治2年(1241)から建長2年(1250)ごろに整備されたと考えています。
看板の近くには岩窟もあります。
鎌倉の寺社仏閣などで使う石を切り出したりしたんでしょうか。(詳しくはわかりません。)
まとめ
大仏切通しは高低差もそれほどないですし、距離も短く、足場もそれほど悪くないので、体力に自信のない方でも比較的簡単に通過することができます。
写真だと山の奥深くのように見えるかもしれませんが、地図でみるとわかるように割と近くに住宅街があったりもします。
ゆっくり歩いても10分〜15分くらいで通過できるものの、雰囲気はとてもいいので、鎌倉に来たことあってもまだ行かれたことがないって人には散策がてらちょっと見てもらいたいところです。
雨が降った後とかはぬかるんでるところもあったりするので、女性の方はヒールのある靴はやめて置いた方がいいと思います。
大仏切通しという名の通り、鎌倉大仏も近いので合わせて観光してみてはいかがでしょうか。
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