絶対達成マインドの育て方
NLP(神経言語プログラミング)に基づいて目標達成することが当たり前の状態を「絶対達成マインド」として独自につくりあげ、多くのビジネスパーソンに対して「どんなに悪くても目標達成」を可能にしてきた現場コンサルタントによる本で、著者の経験などをもとにした考え方が書かれています。
自信をつけるのに「モチベーション」は100%必要ない!
そう主張するように、精神論で無理矢理目標を達成させるのではなく、自らのフェーズに応じて行動を変え、最終的に行動があたりまえになるようにするのがキモのようです。
フェーズとは以下の四段階。
1「わからない状態」(無意識的無能)
2「わかっちゃいるけど状態」(意識的無能)
3「がんばる状態」(意識的有能)
4「あたりまえ状態」(無意識的有能)
「わかっちゃいるけど状態」の時は無理矢理やろうとするのではなく、出来ない自分を承認しつつも、意識する回数を増やし、何度も背中を押す。そして3のフェーズに進み、やろうとしてやれる状態の時には、とにかく行動する回数を増やし、目標数値を必ずやり切ることで、4の「あたりまえ状態」にもっていく。
この3から4へ期間を著者は葛藤のシーズンと呼び、長くて8ヵ月間としています。
大事なことは、自分のフェーズと異なる行動をとることで無理しないようにすることのようです。
仕事を効率的にこなすための「倍速管理」
様々な作業を場当たり的に処理してると、頭の中が整理できなくなり、結果を出すための行動にも影響する。そのため、期限を二つ折りにし、2倍速で仕事を片付ける「倍速管理」という仕事術を薦めています。
具体的には
1.「期限まで何日間あるのか」と考える
2.作業時間を見積もる
期限までに土日を挟んだりした場合は、その期間を除いた作業に充てられる時間のみを抽出し、半分の時間内で作業時間を確保するように意識して仕事を進めます。
読んでみての感想
去年の後半は結構遊んでしまったのですが、今年はちょっと達成したい目標なんかがあったりして、積ん読本の山からこの本を読んでみる事にしました。精神論が苦手な自分にとっては少し耳障りが良すぎる点もありますが、なかなか良かったです。
なかなか目標が達成できない自分を嫌いになりそうな人には、優しく背中を押してくれるような読後感の良い1冊です。
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