[書評] エリートによるエリート像『世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか?』

2014年10月4日
2017年5月16日
gappacker
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世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか?

エリートと呼ばれる人達の生態?

意識の高い人を吊ろうとしてるのか、それとも劣等感のある人を吊ろうとしているか、カバーなしではちょっと恥ずかしくて読めないタイトルですね。
別にエリートに憧れてもいないし、かといって特別嫌悪感を抱いているわけでもないのですが、世の中の政治や経済、金融の世界には必ず彼らの存在があるわけで、彼らがどんなこと考えているのには興味があります。

そもそもエリートになりたいと思ったとして、中学、遅くても高校入学の時点でエリートを養成する場所にいなかった時点で、いまさらエリートになりたいと思っても手遅れなわけです。

それでもこの本を読むのはエリートの生態系に興味があり、活かせるものがあれば活かしたいと思うからですね。

本書の内容

著者は新卒でゴールドマンに入社、投資銀行家として働いた後、ハーバードへ私費留学のため退社、その後マッキンゼーに入社して経営コンサルタントとして働いた後、独立して会社を経営するという文字通りエリートコースを歩んで来た方のようです。

そんなエリートな著者が、自身のキャリアの中で出会って来たエリート達が大事にしている共通点として上げているのが「基本に徹する」ことであり、4つのポイントを紹介しています。

  1. 人との「つながり」を大切にする
  2. 「自分磨き」を一生継続する
  3. 「日々の成果出し」に強くこだわる
  4. 「世界的な視野」を常に意識する

本書ではこれらの4つのポイントを具体的な48の「基本」として、それぞれにエピソードを交えて紹介するという構成になっています。

読んでみての感想

コミュニケーション術から仕事のいろは、世界で活躍するには、といった幅広い内容について書かれていましたが、世界のエリートがどうこうというよりも、著者自身が大事だと思う仕事術みたいなことが書かれている本です。で、その著者の経歴などから、エリートの多くがこうしている、といった感じでこんなタイトルになったのでしょう。説得力を持たせるためにエリートたちのエピソードが出てくるものの、大半は単に仕事ができる人を見た時の著者の解釈によるものです。

もし、著者が営業職で結果を出していたとしたら『トップセールスはなぜ、この基本を大事にするのか?』になっていと思うし、どこかの店長だったら『売れる店長はなせ、この基本を大事にするのか?』となっていたんじゃないかと思えるほど普遍的な内容。

だからといって内容が乏しいかといえば、そんなこともなく、参考になりそうな部分はあります。
エリートは関係ないけどね。

つまり仕事ができる人を見て、それをまとめた本です。
もしこれがエリートの仕事術だっ!って著者が本気で思ってるなら、その辺のスーパーとかで仕事ができる人を観察してみればいいと思ってしまうくらい。
後半の世界や英語に関しての部分では著者が携わっているハーバードビジネスレビューの教材を利用した英語上達メソッド?の紹介が出て来たりして、読み終わってみれば、箔をつけるための自己紹介(エリート歴)+セールス本なのかと思ってしまいました。

これがエリートのビジネスモデルかぁ。

気になったのは元コンサルなのに、見出しで「1チャート、1メッセージ」にこだわらない、としているのに本文ではどっちやねん!みたいな、何が言いたいのかよくわからない部分があったこと。理解できないのは僕がエリートではないからなのかもしれません。

エリート特有の何かを期待して読むよりは、エリート達がいる『場の雰囲気』を感じとるにはいいかもしれません。
あとは仕事で活躍したいと思っている若い人が手に取ると活かせる部分もあるかも。

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