四国ヒッチハイク日記7日目。いろいろ迷って足柄SAを目指すことに。

2012年5月20日
2016年3月30日
gappacker
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四国ヒッチハイク日記6日目の夜。なんとか乗り継いで兵庫まで。の続きです。

たしか早朝5時を少し回った頃だったと思う。
SAの外が随分明るくなって来ていたので外に出てみる。
少し肌寒いけれど、いい天気になりそう。

この時間に西宮名塩SAをスタートすれば、今日中に鎌倉に帰れないこともない気がするのだが、折角もう一日あるのでどっかに寄りたい。
かと言ってあまり西のほうでゆっくりしちゃうと時間通りにちゃんと帰りつけない恐れがある。

乗せてくれた人の行き先でちょうど良さそうなところがあったら降ろしてもらうかな。
そんな曖昧な感じでヒッチハイク開始。

出口付近で待つこと30分、キャンプカーが急に停止する。
「?」
念のため近づくと「乗ってくか?」
「はい。」
せっかちそうな印象を受けたのでとりあえず先に意思表明。
浜松の方へ帰るとのことで方向は問題ない。

止まってくれたのは和製リチャード・ギアっていう安っぽい表現がしっくりくるおじさんと奥様。
といっても亭主関白っぽいので柔らかい感じではない。

よしっ、初のキャンプカー。

前部は運転席と助手席、後部は玄関ドア(?)を開けると中央にテーブルがあって助手席の後ろに横向きの座席が一つ、運転席の後ろからテーブルを囲むようにラウンドソファシートがある。
こちらは三人だときつめだが二人だと余裕がありそうな感じ。
後ろにはダブルサイズくらいのベッドがあり、対面側に簡易キッチン、後方にシャワーボックスがある。
運転席の上にも折りたたみのベッドスペースがあり、広げればシングルベッドくらいはありそう。
こりゃあ居心地良さそうだ。長距離運転して疲れてもゆっくり休めそう。

旦那様は自動車メーカーにお勤めらしい。
昔からキャンプカーを乗り継いでいて、昔は家族でディズニー行ったりしていたらしい。
今は娘が嫁に行ったので、休みになると夫婦で、いろいろな所に行っているのだとか。

キャンピングカーは基本的に前部だけ完成したものを購入し、あとはカスタムのような扱いらしい。
乗せてもらった車もトイレは必要ないという判断で代わりにシャワーをつけていた。

ちょっと欲しいかも。。

いろいろ質問してたら、どこで降ろすか聞かれたのでiPhoneの地図とにらめっこ開始。
とりあえず琵琶湖の南にある大津SAで渋滞情報を見るために立ち寄るとのことで、そこで一旦停車。
ここのSAも琵琶湖が見えて、なかなかいい場所なのね。

渋滞情報を見たらすぐに出発。気が早いなぁ。
結局、その先にある草津PAで降ろしてもらうことに。

草津PAはPAのくせにそこそこの規模がある。みたい。
した道にも降りられるし、4方向に分岐する中間にあるPAということで気になっていた場所でもある。
こういうところをしっかり抑えておくと今後のヒッチハイクライフが楽になりそうでしょ?

で、なんでここで降ろしてもらったかって正直に言うよ

僕、草津温泉てここにあると思ってました。

はい、大きな勘違いしてましたよ。
だって草津って名前だし、琵琶湖の近くとか温泉ありそうじゃない?
降りて草津温泉で検索したのね。

「あっ。。。」

開いた口が塞がらないってこういうことね。
うまく言ったもんだ。
言葉ってすげぇーよな。

俺も針の穴を通す表現力が欲しいぜ。フッ。

とか言ってる場合じゃねぇ。
僕はね、温泉入ってヒッチハイク旅の疲れをとって、帰路につく予定だったのですよ。
どーしてくれんのよ、俺。

脳内では、両手で交互に頭を小突いてる漫画チックな僕がいます。

とりあえずPA内を探検するか。
まったく俺と来たらしょーがねぇなー。

おっ、シャワーあんじゃん。
ん、マッサージチェアもある。

昨日もSAで仮眠しただけだし、とりあえずシャワー浴びてマッサージチェアはアリだな。
さっそく中の構造を確認してみると
鍵付きの各ボックス内は一畳くらいで脱衣スペースになんとかバックパックも持ち込める。
確か100円で10分とかだったと思う。
よし、シャワろう。

朝一のPAで一人シャワーを浴びて生き返ったオッサンはそのままマッサージチェアへ。
おっ、無料じゃねーか。

だいぶ足に疲れがたまってんのよね。

あー、そこ。
うんうん。気持ちいい。

結局、コースみたいなの6回くらいリピートしたと思う。

まだまだ行けるんだけどそろそろ動いた方がいいな。
このままじゃ、爆睡しちゃいそうだ。

気を取り直してヒッチハイク再開。
これからどうすっかな。
浜松あたりでウナギパイか?
浜名湖行くか?

とか考えながら拾おうとするのだけれどなかなか止まらない。
「東名」とか「東京」とか「東へ」とかいろいろ試行錯誤すること1時間。
いろいろと荷物を積んだジムニーが止まってくれた。

見た目はアウトドア好きの兄ちゃんて感じ。
仕事はプラントエンジニアらしい。
話してみると飛行機、船も、車の免許もってて車も自分で足回りから組んでるとか。
思わず言ったね。「007になりたいんですか?」

彼は相当凝り性な人みたいで頭も良さそう。
自分の頭がもう少し冴えてる時に話したかった感じはあるなぁ。
で、東京方面行くとのことだったんだけど、意地でもどっか寄り道したい。(笑)

会話の中で浜名湖行こうかなぁとか言ってたんだけど、気づいたら車は新東名のほうへ。
あーーーー。
「はい、浜名湖、消えた。」
哀川欣哉が俺のテーブルを叩いて、通り過ぎていく。。

じゃぁ、どこで降ろしてもらうか?
あんまり神奈川のほうへ寄り過ぎても面白くない。
地図を見る。ん?掛川?
掛川って響きが何となくいいよね。
高校サッカー的に何か好き。
「掛川で降ろしてもらっていいですか?」

できたばかりの新東名の掛川PAから、した道に降りれることは知っていた。
なんかあるかなぁと思って検索する。

。。。

掛川城。
他は?

。。。

とりあえず何か喰うか。
IPhoneを充電しながらビビンバ丼を喰う。

ふぅ。
外は快晴。
ちょっと外に出てみよう。
ここのPAは芝生があってベンチがある。
どれどれ、ちょっと横になってみるか。

ふぁ〜、メッチャ気持ちいい。
これはあれだな、昼寝だな。

掛川城とか正直インパクト少ねぇし、他にめぼしい物なさそうだし。掛川の方、見てたらゴメンナサイ。m(_ _)m

つーわけで1時間半くらい寝ました。
日が落ちて来て、風が吹くと少し涼しくなってきたので、ひとまず建物の中に入る。
すると、目の前を通過した子供の手元を追いかける。

釣られた。
久しぶりだ。
s
ソフト喰いながら、そろそろ移動しなくてはと思うのだけれど、どこに行こう。
草津、掛川と、ことごとく外してる感はある。
次は結果を出さないとベンチ入りも近い。

で、地図見てて思った。
御殿場のアウトレットって足柄SAから歩けるんじゃね?

ちょっと距離ありそうだけど足柄SAなら設備整ってるし、あそこで夜を越して、明日はアウトレットに歩いて寄ってみるか。
なんか方向性違うけど、まぁなんでもアリなのが自分のスタイルだし。

というわけで初日に夜を越した足柄SAで最後の夜を越すことに決定。(行けたらだけど)
で「足柄」と書いてとりあえず待つことに。

時間は18時。
早めに拾わないと嫌な予感のする危険な時間帯だなぁ。

30分ほどして軽ワゴンが止まってくれる。
僕「足柄SA行きます?」
彼「いいですけど各停ですよ。」
いきなりオタッキーな軽めのドヤ顔かまされたけど、そこは連戦錬磨の僕です。

僕「最終的に行ってもらえるなら全然大丈夫です。全部寄るんですか?」
彼「スタンプラリーやってるんですよ。」

出た!モダン朱印帳システム。

僕「俺も全部のPA見たかったんですよ。」

というわけでポッチャリ系のAKB40代の方に乗せていただきます。(バカにはしてないですからね。)
ここから新東名のPA、SAに全て立ち寄ることになりました。

この方は軽ワゴンでいろいろ行かれているようで結構こだわりがあるみたい。
後方の映像がミラー部分の液晶モニターに表示される他、助手席の日よけ(?)が液晶付きのDVDプレーヤーだったり、
携帯でデザリングしたタブレットにGoogleMapを表示させ、カーナビ代わりにしていて、それらのガジェット系には目がないよう。

仕事を聞くと「半公務員です。」
僕「半ってのは。。?」
AKB40代「元々、公務員だったんですけど公務員削減の流れで公務員では無くなったということです。仕事内容や待遇などは何もかわりません。」
つまり、公務員というカタチではなく第3セクターとかの社員という扱いに変わったようなのだ。
ただし、お金は税金から払われていることには変わらないという。。

まったく政府のやることってのはホント信用ならないよね。

ある程度話してからは僕のほうも若干ガソリン切れとなり、AKB40代さんが「水曜どうでしょう!」を流しだした。
どうやらタブレット野中に入れてあったものらしい。
これには助かった。
あの時、「ヘビーローテーション」がかかりだしたらホントにヘビーだったと思う。

笑いで眠気を抑えながら各SA、PAに止まりましたが、それぞれ特徴があってなかなか面白いですね。
足柄SA(上り)で降ろしてもらってお別れ。

こっちにも宿泊施設あるんだけど下り側にある満喫に比べると値段が高め。
夜だけどSAを出て反対側の下りのSAへ向かう。
御殿場のアウトレットも下り側のほうが近い。

一旦外に出て、暗い道を移動。
たまーに車が来るけど、あそこは時間帯問わず、歩いてると若干怪しいな。
15分くらいで下り側に移動。

初日に止まった満喫へ戻る。
行きもいたお姉さんと対峙し、会話しながら勘ぐりあいの開始。

僕 (この人、どう思ってんのかな。)
女 (このバックパックの人、1週間前にも来てたわ。)
僕 (ヒッチハイクだってことは気づいてんだろ?)
女 (どこまで行って来たのかしら?)

というわけでリアルゴールド飲んだら、ワンピースの続きを取りに行ってリクライニングチェアへ。
寝不足だったため、意外とすぐに寝落ちました。

明日はついに最終日。

四国ヒッチハイク日記8日目。御殿場プレミアムアウトレットに寄りつつ、最後は歩いて帰宅。に続く。

ヒッチハイクマニュアル

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