先日の記事で花粉症の舌下免疫療法を始めたことを報告しました。
今回は補完する記事として花粉症について調べたことをまとめておこうと思います。
花粉症のメカニズムと発症時期
花粉症をはじめとしたアレルギー症状はアレルゲンと呼ばれる原因物質が身体に入ってきた時にそれを排除しようとする、「免疫反応」が過剰に反応してしまうことで起きます。アレルゲンが花粉だった場合、花粉の飛散時期にアレルギー症状を発症するのですが、植物の開花時期は気温や気候など、地域によって異なるため、飛散時期には多少のバラツキがあります。
花粉症の原因となっている主なもの
花粉症の原因となっているアレルゲンにはスギやヒノキなど樹木の花粉と、ブタクサやイネなど植物の花粉によるものがあります。代表的なものと飛散時期について見ていきましょう。
スギ花粉
スギ花粉は飛散量が多く、全国的に2月から4月の間に最も多く飛散しています。
スギによる花粉症は第二次大戦後に農林水産省が推進した大規模なスギの植林が原因とされていて、日本以外では稀でありながら、日本で2500万人が患ってるもっとも多くなっています。
ヒノキ花粉
Photo Credit: harum.koh Flickr via cc
ヒノキ花粉は3月から5月の飛散量が最も多いとされていて、スギ花粉のピークが過ぎた後にヒノキ花粉のピークがやってきます。
ブタクサ(キク科)の花粉
Photo Credit: sara_rall Flickr cc
ブタクサは明治初期に入ってきた外来種で花粉は8月から10月頃に飛散します。
道路脇や河川敷などに生育し、日本ではスギ・ヒノキについて花粉症の患者数が多い植物です。
ヨモギ(キク科)花粉
Photo Credit: foxtailmillet Flickr cc
花粉は8月から10月頃に飛散します。
道路脇や河川敷などに生育します。
カモガヤ(イネ科)の花粉
Photo Credit: knagahara Flickr via Compfight cc
イネ科の代表格として挙げられるのが5月から8月に花粉が飛散するカモガヤです。
河川敷や堤防、道端など様々な場所に生育します。
年間通しての症状はアレルゲンが花粉ではない可能性も
一年を通して目の周りがかゆくなったり、鼻づまりや鼻水が出るなどの症状がある場合、アレルゲンが花粉ではなく、犬や猫などのペット、またはダニやホコリなどが原因の場合が高いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。同じ花粉症でもアレルギーの原因物質となるアレルゲンによって症状が悪化する時期が異なります。
複数のアレルゲンを持っている場合もあり、自分の具合が悪くなる時期や期間によって、自分の花粉症の原因物質が推測しやすいのではないでしょうか。
毎年同じような時期に具合が悪くなる場合は、なんらかのアレルゲンによる花粉症を発症している可能性を疑ってもよいかもしれません。アレルゲンは病院で血液検査を行うことでより詳しく知ることができます。
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