1ヶ月間毎日マクドナルドのメニューで生活したらどうなるか?
ずっと前からバカっぽくて気になっていた2004年に発表された作品『スーパーサイズ・ミー』を観てみました。
監督であり、被験者でもあるモーガン・スパーロック自身が1ヶ月間マクドナルドのメニューで過ごしたらどのようになるのかという実験ドキュメンタリー映画です。
スパーロックが実験に際して自分に課したルールは下記の通り
- 一日に3回マクドナルドの商品を食べる
- マクドナルドのメニューの全てを一度は食べる
- メニューに無いものを買わない
- 「スーパーサイズ」にするか聞かれたら、必ず「スーパーサイズ」にする
想像しただけでも相当しんどいですよね。
で、最初のほうは本人もふざけているし、健康状態をチェックしている医師もあきれながら見届けていて、バカだなぁと思いながら観てました
ところが日が経つごとに表情は虚ろになり、体調の不良を訴え、観るからに不健康そうになっていくと同時に、検査結果もどんどん悪化していき、しまいには医師も真顔で実験の中止を勧めだします。
終盤ではお腹もぽっこりと出てしまい、彼女によると明らかに性的能力も低下してるとのこと。
この映画が制作された当初、アメリカ人の60%は肥満で世界トップの肥満率だったとのことだったのですが、丁度タイムリーにこんな記事が。
「肥満率が高い国」ランキング発表 / アメリカが1位の座を明け渡す
ご存知、何でもNo.1が大好きなアメリカから一位の座を奪ったのは、なんとメキシコ。
確かにメキシコ行ったときにコロコロした体系の人が多かった印象はありました。
身長とかは日本人とあまり変わらないんですが、全体的に丸っこい人が沢山いるんですよね。思い返すと妙に納得できる結果ではあります。
話はそれますが、以前アメリカのティーンネイジャーのバストが巨大化していることについて、乳牛に打たれている成長ホルモンの影響が高いらしいということが話題になったことがありました。ホルモンを乳牛に投与することで4倍量の牛乳がとれるようになり、そのホルモン牛乳を飲んだティーンネイジャーにも影響しているという話ですね。
ちなみにこのホルモン剤、ヨーロッパでは認可されていないようですね。(さすがです。)
だからといってオッパイ大きくしたいからアメリカの乳製品とればいいのかというと、これまたそんな単純な話ではなく、ホルモン牛乳は女性の乳ガンを誘発するという説もあるらしい。オッパイ大きくしたいという理由でホルモン入りのものを接種して、乳がんになったら本末転倒ですよね。
ひょっとしてTPP加入したりしたらこの辺にも影響でたりするのかと思うと、ちょっと不安になってしまいます。
この映画の正当性
この映画、ドキュメンタリーではありますが、手法がマイケル・ムーア的というか、多少答えありきで作られているような気もします。
そもそも何を食べるか以前に、カロリー摂取過多であることも映像内からわかりますし、まったく運動もしていないようなので、単純にマクドナルドの製品だけが体調不良にさせたと決めつける訳にもいきません。
とはいえ、健康のためには、なるべくファストフードは避けたほうがいいんじゃないかと思いますよ。
やはり口に入れるものには気をつかいたいです。
ちなみに日米のマクドナルドで使用している材料などは異なるため、日本のマクドナルドが同じであるとは限りません。
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