[INGRESS] 盛岡でミッションデイに参加、ヒッチハイクで帰路へ

2015年7月3日
2017年5月16日
gappacker
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ミッションデイは盛岡へ

仙台の利休で牛タンを食べてみんなと別れ、どこで夜を越すかを考える。
翌日は東北の各地で行われるミッションデイに参加するつもりだったのだけど、なかでも100個のポータルを回るだけでメダル条件を満たす盛岡に行こうかと思っていた。(数時間前に知った。)

そのまま盛岡に移動するのも可能だけど、夜間した道での移動成功率はものすごく低いので、宿があるなら諦めて休んだほうがいい。とりあえず今夜の寝床を探してみようと繁華街を出たところで若い女の子二人に話しかける。(ナンパではない)

「この辺てネットカフェあります?」
すると彼女たちはすぐに二つの候補を教えてくれ、そのうちの一つに向かうことに。
ネットカフェは質と設備がピンキリなので、利用者層の若い女の子に聞いた方が綺麗で安いところを教えてくれる。(と僕は思ってる。)

アーケード内にあるネットカフェにつき、禁煙席のフラットシートを確保でき、一安心。土曜日だったので、終電終わる時間帯だったらきっと空いてなかっただろう。
荷物を置いてから少し外に出ようかとも思ったけど、シャワーが1回付いているプランだったので、とりあえずシャワーを浴びたのだが、ブースに戻ると当然動く気はしない。(そんな気はしてた。)

寝袋出して、寝る準備万全にしてキングダムの読んでなかった2冊を読みながらダラダラする。
どうでもいいけどキングダムとINGRESSってなんか似てますよね。プレイヤーの個性を活かす戦略のある陣取りって意味で。
INGRESSやっててまだ読んだこと無い人は読んでみてください。

漫画を読み終わり、寝袋とアイマスクと耳栓というネットカフェ熟睡セットをもってしてもなかなか寝付けず。
ネットカフェの辛いところでもあるが、温度設定が高めなのか、なんだか寝苦しい。
結局、3時過ぎまでダラダラ起きてたもんだから、翌朝目が覚めた瞬間に悟りましたね。

あ、寝坊したわ。

早起きして車を拾って盛岡を目指す予定だったのだけど、寝ぼけながら選択肢を考える。
ヒッチハイクで向かうには厳しいけど、盛岡には行きたい。
仙台は、去年5泊して結構歩きまわったし、懐かしむほどには時間も経ってない。

結局高速バスで3,000円のリアル課金をして目指すことにする。
到着予定時刻はイベント受付時間ギリギリ。
ろくに下調べしてなかった僕はバスの中、HO(ハングアウトというチャットアプリ)を通してミッションデイについていろいろ教えてもらう。
Kさん、いろいろありがとうございました。(いつも誰かのお世話になりっぱなしのような気がしないでもない。)

バスが予定より少し早めにつき、受付の場所である八幡宮を目指すと、すでにエージェントと思われる人がチラホラ。
受付を終えて街に繰り出そうとするがバッテリーが残り20%。いきなりのロスタイム感の中、街へ繰り出す。
100個のポータルを回るのが先か、バッテリーが尽きるのが先か。
バックパックを預け、許可をもらってモバイルバッテリーを充電させてもらって、ロスタイムの野人は街へ繰り出す。

去年、東北を回った時には盛岡に来れなかったのだけど、結構建築が面白い。

石造りの洋風な建物があるかと思いきや(電線を地中化したい。)
盛岡信用金庫

昔ながらの町家のような建築も残っている。
盛岡の長屋

こういう看板があるのも雪国ならでは。
除雪機の看板

これはなんだったかな。
misiionday-4

こちらは岩手銀行
岩手銀行

建築とか見ながらウロウロしてたら98個ポータルを回ったところでバッテリー切れ、会場に戻って充電してあったモバイルバッテリーを手に再び街へ。結局125個のポータルを回ったところで、交流会前の終了受付?14:30にギリギリで滑り込む。

ミッションデイと交流会について感じたこと

ちなみに僕はまだミッションをやったことがないミッション童貞です。
高速を走る車の窓から手を出し、おっぱいの柔らかさを想像するくらいにはピュアです。

ミッションというものが出来てから、確実にINGRESSのゲーム性は変わった(悪いことだとは思ってない)し、レベルアップのためだけに作られたような安易なミッションや、陣取りゲームで敵わないから作られたと思われる敵対ミッションみたいなものが量産されたこともあって、どうもやる気にはなれず、A16になるまでは絶対にやらない(レベルアップ条件にはしない)と決めていたわけです。

すでにA16にはなっていたし、ミッションをやってもよかったのだけど、どのミッションがいいかを検討する時間はなかったし、どうせ童貞捨てるなら素敵なミッションに捧げたいじゃないですか。僕だって1/3くらいは純情な感情なんですよ。

だからビジットだけでメダル条件を満たせて、未踏だった土地、モリオーカ”MORIOKA”はちょうど良かったんですね。

交流会ではニセタモリみたいな方の司会進行で景品の抽選会。僕はこういうの当たった試しがないんですが何故でしょうかね。神社とかお参りに行くと誰よりも本気で願いごとしたりするんですけどね。誰か、愛をください。
ミッションデイ盛岡交流会

今回の、東北一帯を絡めたミッションデイ自体はものすごくよい試みだったと思うんですが、その中で、感じたことをいくつか。

受付に観光マップがなかった?

僕はたぶん、普通の人よりも旅をしてる方だと思うんですが、あたらしい町を訪れた時は、できれば時間をロスすることなく、地図を手に入れたいんですね。行き当たりばったりの旅では地図ってとても重要なんです。町の構造を把握して、どの辺に何がありそうとかなんとなく想像して行ってみたりする。
今回のイベントがINGRESSを絡めた観光政策としてのイベントであれば、主催者さんはツーリストインフォーメーション的なスタンスをもう少し持ってよかった気がします。その土地を訪れた人が、町の見どころとintelマップを見くらべた上で当日行く場所を決める。そっちのほうが、観光資源にも目が行き、観光には繋がりますよね。INGRESSって未踏の地に足を運ぶきっかけにはなるけど、油断するとスキャナばっかり見ちゃうので、観光絡めるならそっちをもっと押したくらいで、ちょうどバランスが取れるかもと思ったりしました。

イベントの開催時間帯について

盛岡の場合、イベントの終了受付が14:30。その後に交流会という流れでしたが、この時間帯って観光に適した時間帯じゃないかと思ったりしました。日の出てる時間に室内で交流会するよりも、もっと観光してもらったほうがよかったんじゃないかと。もちろんアノマリーが土曜日で、ミッションデイが日曜日だったこともあり、参加者の帰宅スケジュールだったり、会場の都合とかもあったのかもしれませんが、17:00受付で18:30まで交流会みたいなスケジュールにしておいても、あらかじめ発表しておけば、参加者側はスケジュール調整できたんじゃないかと。

ミッションデイの情報をまとめて見られる場所がなかった。

これは盛岡だけの問題じゃないですが、ミッションデイの情報を一括して確認できる場所がなかったように思います。
G+のコミュニティの投稿などを掘り返して、いちいち行ったり来たりしながら情報を確認しようとするもみつからないので人に聞いたりする。これに関しては専用サイトを立ち上げて、タブの切り替えなどで各地の情報を確認したりできるとよかったかなぁと。更新は各地の責任者に任せればNIAの負担も少ないでしょうし、主催地の色が出て、全体として相乗効果も生まれたんじゃないかと。

とまぁ、すこい書いたものの、イベント自体はいい試みだと思うので、これからもこういう流れが盛り上がるといいですね。

ミッションデイ終了。他のAGさん達と飯を食いに。

交流会が終わって外に出てから、湘南AGのKさんや、現地AG達としばし談笑して過ごします。
じゃじゃ麺というのが有名らしく、夕方行ってみたのだけども、店の前には行列ができていたようで、駅前にある有名店「盛楼閣」に行くことにする。
頼んだのは冷麺。なぜかスイカが入ってるのだが、別の皿に出してもらった。

カレーにリンゴ、生ハムメロン、酢豚にパイナップル。
全部消滅しろと思ってます。はい。

そんなわけでいろいろ話しながら盛岡駅前で冷麺を食べると、一緒にご飯を食べたAGさんに盛岡IC入口まで送ってもらいます。
彼は同い歳で、しかも地元の学区が一緒だった。掘れば共通の知人がいたかもしれない。

ヒッチハイク開始。

あたりは薄暗くなり始め、地方でのヒッチハイクにおいて既にかなり厳しめ。
時刻は19:00、多くの地方都市と同様、盛岡IC付近も光量が少ない。

盛岡でもう一泊するという選択肢もあったんだけど、今回は長期の準備もしてないし、なにより旅モードのスイッチが入ってしまいそうなのが怖い。

ヒッチハイクについてはこれまでもいろいろ書いてきたけれど、結局のところ、大事なのは、車を拾う場所と、ドライバーに伝えるメッセージの組み合わせだ。

目的地に向かう車の多い場所がいいのは当然の事だし、スピードが出すぎてないことや、車を停められるスペースがあることは重要で、その上でドライバーへどのようなメッセージを発信するか。もちろん全てが整ってることなんてあるわけが無いので、拾ってもらいやすい状況下に少しでも自分から歩み寄ってく感じになる。

僕は車の停まる位置を想定し、逆算して立ち位置を決めると「仙台」と書いて待つことにした。
走り抜けていく風切音が煙のように消えていくと同時に、カエルの鳴き声に包まれる。

地方の音だ。

しばらくして車道から周りを見渡すと、辺りはすでに真っ暗になっていた。
さきほど賑やかに解散していた部活帰りの高校生が自転車で走っていたはずの田んぼの路はすでに見えなくなってる。
そしてオレンジ色の街灯を背後から浴び、いつの間にか自分の前方にくっきりと影ができていることに気づく。

(結構、時間経っちゃったな)

おそらく自分の表情がドライバーから見えなくなってしまっているだろうことから、仙台の文字と自分がドライバーから認識しやすい位置まで移動する。

オレンジ色の街灯の下に行くと、小学生の時、ピアノの発表会のステージで浴びたスポットライトがフラッシュバックする。
何を弾いたかも覚えてないし、感情を伴わない強烈で鮮明な記憶だ。

時刻は21:00、既に2時間が経過していた。
地方は首都圏とくらべると圧倒的に交通量が少ないし、夜間移動する車も少ない。22:00を過ぎたら、盛岡駅前まで歩いてもどり、翌朝仕切り直すことも考え始めつつ、盛岡駅寄りの別の場所を探すことにした。

数百メートル歩いてガソリンスタンドの前が少し明るかったため、ヒッチハイクを再開。
交差点で信号があるため、IC前よりも車の速度が遅く、ナンバーもよく見える。
すでに感づいていたけど、走ってるのは岩手ナンバーだらけで、たまに八戸ナンバーが通りすぎる。

高速に乗って南を目指したいという理由で「仙台」は妥当な選択だと思っていたが見直す事にした。
おそらく、県外に、しかも南に向かう車は多くない。

地図を見直すと南に数十キロ行ったところに紫波SAがあり、並走するように一般道が走っている。岩手ナンバーでもその辺までなら行く車もいるだろうし、そこまで行ってもらって、歩いてSAに入ることにしたほうがいいかもしれない。
SAと一般道を繋ぐ路は異様なまでに真っ暗で、不気味なところも少なくないのだが、このままいても状況は何も変わらないだろう。

ボードに紫波という文字を書いて、誰かに紫波SAの情報を聞いておこうと思った瞬間、スタンドに車が入ってきた。

さわやかなサッカー兄さん登場

僕はバックパックを歩道に置いたまま、近づいていき、「すいません」と言った瞬間。
兄さん「どこまでですか?」
僕「南に向かいたいんですけど紫波SAって下から入れますかね?」
兄さん「乗ってきますか?一ノ関行くんで」
僕「えっ、あっ、お願いします。」

思わぬ形で乗せてもらうことになった。

彼は地方公務員のかたわら、高校サッカーのスタッフもしていて、ちょうど遠征試合の帰りだったそうだ。
大船渡出身で、東京の大学に進学、東京で震災を体験し、その後地元に戻って就職する道を選んだらしい。

彼には1年前に三陸沿岸部を回ったこと、見た場所や感じたことを話し、彼もまた当時の彼の状況や感じたことなどを話してくれた。
そこに悲壮感はなく、被災を乗り越えようとしている力強さを感じた。彼のような人達が復興を担ってるんだと思うと心から頑張って欲しいと思った。

結局彼は長者原SAまで乗せて行ってくれた。
随分と遠回りしてくれたと思うのだけど、そんなことを微塵も感じさせない気持ちのよい青年だった。

長者原SAに着いたのは深夜1時近く。この時間帯に車を拾うのは難しい。
明るくなるまではここにいる事を覚悟して、行き先を書いたボードを見えるようにしながらお茶を飲んで過ごす。
場所によっては突っ伏して寝てしまうのだけど、あまり眠くなかったのと、規模的な問題もあってスマホを見たりして過ごしていた。

4時頃になり、ガラス越しでも空の境界が見えはじめたのに気づき、外に出る。

すこし肌寒いなか、豆を挽くタイプの自販機のコーヒーを飲みながら空を見上げていると雨が降ってくる。
朝方の霧雨の中、Gore-Texのジャケットを着込むと屋根のあるところで待機する。

小柄な鼻毛おじさん

荷物が見える範囲でSAの中を散歩してたら小柄で鼻毛ボーボーのオジさんに「乗ってくか?」と話しかけられる。

すぐに荷物を取りに走り、車へ戻るオジさんの後を追う。
軽ワゴンの後部座席は倒してあり、いろいろなものが積んである。軍手と工具箱のようなものが見えたので職人さんかと思い、走り出してから「お仕事帰りとかですか?」と聞いたら「もうシルバーだから」という答え。

話を聞いてみると、なんと70歳にして知床半島の海開きの祭りに車中泊で行ってきた帰りなのだそう。
しかも結構過酷な日程で行ってたみたいだ。

もともと機械関係の製造業にいたのだが介護関係の仕事に転職し、今はシルバーなんたらでスーパーですこし働いているそうだ。
全然寝てないというと、「すこし休むか?」とフラットになっている後ろのシートを整理してくれた。
僕はそこですこし寝かせてもらいつつ、国見のSAについたところで、自然と目がさめる。

「ちょっと、朝食にするな」

鼻毛おじさんはいろいろと車から降ろしたと思ったら、SAの端のベンチで2口あるカセットコンロで調理をはじめた。
なんでも中学生の時から山岳部を作って山に行っていたそうだ。
味噌汁だけいただくとどこで降ろすかという話しになり、埼玉のほうまで帰るというので、結局狭山PAまで乗せていってもらった。
終始ウトウトしっ放しだったが、優しいおじさんだった。

ワゴンで車中泊の旅も一度やってみてもいいかもしれないと思った。

働くお父さん

狭山PAについた時にはすでに沢山の人が活動していた。
海老名SAからした道に降りて帰ろうかと思い、海老名と書いて待つがあんまり反応が良くない。
地図を見直してみると、東名の分岐前にある厚木と書くのが正解だったことに気づく。

慌てて厚木と書き直ししばらくすると作業服姿のおじさんが近寄ってくる。
おじさん「厚木のどこ行きたいの?」
僕「最終的には鎌倉に帰りたいので、どこかでした道に降りたいんですよね。」
おじさん「寒川いくから途中で降ろすんでいい?」
僕「助かります。お願いします。」

工場に納品する機械メーカーに勤めるその方は、レンタカーで品物を納品してきた帰りだった。
「これ良かったら飲んで。」
そういうとお客さんからもらったというブラックに微糖の缶コーヒーをくれた。
道中仕事の話やこれまで乗せてくれた人の話などをしつつ、厚木で降りて、129沿いにある駐車場の大きめなコンビニで降ろしてもらった。

普通の見た目の、中身イケイケっぽい主婦

ここまで帰ってくれば、海岸線に出ればすぐに帰れそうだ。
ボードに134と書くとコンビニの駐車場入り口に立つ。
天気もいいし交通量も多いので、次はそんなに時間はかからないだそう。

しばらくすると主婦っぽい女性の車が止まってくれる。
一度通り過ぎた車だ。

主婦「どこまで行くんですか?」
僕「とりあえず海岸線に出たいんですけど」
主婦「どうぞ。」

なんでも夕方からパートだけど平塚に用事があって行ってたらしい。
誰も止まってくれないんじゃないかと思って戻ってきてくれたそうだ。

優しい。
見た目は普通そうなのに中身は意外とイケイケっぽいというかノリノリな感じの人。
車の雰囲気から感じたのと、多分One OK Rock?をかけてた。

ヒッチハイクとかについて聞かれたことに答えてるとあっという間に海岸線まで出た。

お礼を言ってお別れする。

ロックなミシンマン

海岸線まできたので運がよければ一台で帰れるんだけど、場所があまりよくないため、歩いで橋を渡り、茅ヶ崎方面へ向かう。
すこし行った先にセブンイレブンがあり、そこで車を拾ったこともあるためイメージしやすい。

歩くこと数百メートル。
コンビニ潰れとるやん。

まぁ、いっか。
スペースはあるのでヒッチハイクを再開。
ここまできたら行き先書くよりも、車をとめればいいので、親指突き出して待つこと30分。

ちょっと悪そうなアクセサリーをつけた黒とシルバーが好きそうなお兄さんが止まってくれる。
しかし車の中が荒れ放題。どうやったらこんなに荒れるのか興味が湧いたが触れずにしておいた。

家業であるミシン修理でお客さんのところを行ったり来たりしてるそうで、次のお客さんのところに行く途中だということで鵠沼のマクドナルドの前で降ろしてもらう。

こりゃあ次でラストかな。

掃除屋さん、その正体は?

しばらく鵠沼で立っていると曖昧なスピードで、少し離れたところに車が停まる。
あれは、自分のために停まってくれたのか?

なんとも微妙なところで止まったうえに後部座席が荷物でいっぱいで運転席が見えない。
しばらくその車を眺めていると助手席の窓からぴょこんと手が飛び出た。
しかも若干プルプルしてる。w

どうやら運転席から頑張って伸ばしている模様。
うん、あれは停まってくれてるな。

バックパックを勢いよく背負うと車に駆け寄る。
後部座席がパンパンだったため、シートも前よりで動かないなか、バックパックを抱えながら乗り込む。

彼の不動産の共有部分などを清掃して回る仕事をしているそうで、つぎの物件へ向かうところだったようだ。
彼との会話は終始フワーっとした感じだった。

彼「本とか読みますか?」
僕「最近減ってるけど本読むのは好きですよ。」
彼「好きなジャンルとかあるんですか?」
僕「面白そうな本ならなんでも読みますよ」
彼「じゃあ、哲学とかも好きなんですか?」
僕「興味があれば読みますね。つまんなかったら止めちゃうし」
彼「考えたりするのは好きですか?」
僕「わりと考えるのは好きなほうですね。」

いまいち盛り上がりに欠ける会話に、彼がインタビュワーにならなくて良かったなぁと考えてたら、由比ヶ浜に近づく。
僕「あ、その辺で降ろしてもらえれば。」

そう言って車を停めてもらうと、降り際に彼が一言、
彼「さっき考えるの好きっていってたじゃないですか?」
彼「僕はエホバの証人ていうのに入ってて、なんで生きてるのかとか、なんで◯×△××◯△?!哲学が…」
僕「あ、すいません。僕、宗教はいいんで」
彼「良かったらウェブサイトを見てもらえれば。。」
僕「はい、乗せてくれてありがとうございました。」

彼のフワーっとした会話が最初から勧誘を狙っていたのかどうかはわからない。
乗せてくれたのはありがたい。でも宗教はやらないんだなぁ。あとネットワークビジネスもやらない。

というわけで由比ヶ浜から歩いて帰宅。
盛岡IC近くと長者原で夜を過ごした以外はあまり待つこともなく、わりとスムーズに帰ってこれたのかもしれない。

ヒッチハイクしてるとやっぱりいろんな人に会いますね。

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