Fuji Mock Fes に参加してきた。

2012年10月2日
2017年1月25日
gappacker
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先日の9/29の土曜日、富士の麓にある田貫湖の近くで開催されたFuji Mock Fesに参加してきました。

Fuji Mock Fesとは
森 × デジタルファブリケーションをテーマに富士山で実際に間伐を行い、材を持ち帰り乾燥させた3ヶ月後、鎌倉で加工をする2拠点時間差セッションです。
(FujiMock Fes 公式サイトより)

運営に携わっているのが下記の4団体。
NPOのホールアース研究所 (自然のプロ)
TENKOMORI(林業のプロ)
Fablab Kamakura(デザインのプロ)
inu it furniture(木工のプロ)

ちなみにFablab Kamakuraはクラウドファンディングの『Ready For?』でも支援の呼びかけをしていたのですが昨日無事に達成されていました。
僕も小額ですが支援を表明していたので、喜ばしいことです。めでたいですね。
Ready For ?
https://readyfor.jp/projects/fablab/announcements/1482

僕はFablab Kamakura経由でこの試みを知ったわけですが、面白そうだったので8月の時点ですぐに参加申し込み。

先日の鹿児島ヒッチハイク旅行の最中に確認メールが来てたものの、帰ってから返信しようと思いながら忘れていて直前で返信。
しかも集合場所までの交通手段 (電車 or 車)という2択に無理矢理ヒッチハイクという選択肢を加えての返信です。

返信締め切り過ぎていたので、ちょっと心配だったのですが、とりあえず行ってみようとのことで朝5時に家を出て、最初のピックアップ場所を目指しました。(移動はすべてヒッチハイクだったわけですが、こちらは別の記事にいたします。)

で、当日1時間ちょっと遅刻したので間伐の途中から加わりました。

総勢120人参加のうち初日は30人参加、2つのグループにわけ、片方が間伐作業をする間に、もう片方のグループが森の中に入り、森や林、動植物について学びます。
後半のほうは場所が違うものの、鎌倉で行われていて何度か参加している『みちくさ部』に近いノリでしたね。

僕はヒッチハイクで1時間遅刻したのですが、着いて電話すると集合場所にワゴン車で迎えにきてくれ、間伐作業をしている場所まで運んでもらいました。
間伐作業前に軽いオリエンテーションみたいなものがあり、その後、間伐作業を開始。
檜に少し切り目が入った状態からの参加でした。

間伐グループはさらに2つにわけられ、僕が参加したのは木こりの前田グループでした。
天竜杉で有名な浜松のきこりさんです。
浜松に行って前田と言えば、誰も知らないそうです。(前田さん談)

珍「職業欄のところ、きこりって書くんですか?」
前田さん「団体職員です。」

想像以上にガッカリしている僕がいます。w

しかし、彼は、とても話しやすいきこりでした。(このフレーズもすごいな)

きこりの前田さん。
きこりの前田さん

間伐すべき檜の木に参加者が交代でのこぎりで切り目をいれていきます。
間伐する木に切り込みをいれる

この時に倒れる角度を計算するのですが、他の木にひっかかりそうとのことで前田さんがチェーンソーで微調整します。
木こりの前田氏のチェーンソーが炸裂!!

で、角度が定まったところで倒す木にロープをかけます。
間伐する木にロープをかける

これは反対側から切り目を入れた時に刃の厚み分傾くのを防ぐために行うそうです。

で、近くの木に巻き付けます。
間伐する木に縛り付けたロープを別の木に巻き付ける

さきほどの入れた切り目とは逆側からチェーンソーで切り目を入れ、少し残したところで、さきほど巻き付けたロープを引っぱり倒します。
(写真無し、動画撮ってました。^^;)

倒した檜の断面です。
間伐した檜の断面

チェーソーでキレイに切断し、みんなで切り倒した檜を運ぶ。
切り倒した檜

で、この檜を参加者が各自希望するサイズに前田さんがカットしていきます。
「サイズは?もうちょっといる?」みたいな感じです。
まるで、お父さんがケーキを切り分けているかのようでした。

時間はお昼になり、森を散策していたチームを拾ったバスがやってきます。
そちらに乗り込んで、富士山を一望できる田貫湖畔で休憩。

俺、移動に夢中で飯持って来てない。。(^^;

弁当持参だったのですが、ヒッチハイクの乗り継ぎが上手くいかず焦っていた僕は昼飯を買い逃していました。
どうしようかと思った瞬間、駐車場の階段を登った上に食堂のような建物を認識。

みんなが芝でお弁当を食べる中、ひとり食堂で焼きそばをオーダーします。
度が過ぎるマイペースのおばちゃんの焼そばを待ち来たのがコレ。
味はノーコメントにしておきましょう。
富士宮やきそば

食べ終わった時にはもう休憩時間もあとわずか。
階段を降りて芝生に行き、富士山を見ながら芝生に寝っ転がります。
田貫湖からの富士山

で、数分して出発、今度はバスで森の中へ。
森や林の種類や動植物などについて、猟師もしていたというちょっきーの話を聞きながら森の中を歩く。
ちょっきーのお話

話を聞いてて思ったけど、富士山て熊いるんですね。
よく考えたら2合目から登ったら出会う可能性があったんじゃないかと今更ながら思う。
下から登る場合は念のため、鈴つけたほうが良いのかも。

その後、バスに乗り込み間伐メンバーを拾ってセンターへ。
みんなで座り、いくつかのグループにわけ、グループディスカッションを行います。
簡単な発表をして最後に簡単なきこり集団のTENKOMORI、ホールアースのチョッキーなどのお話があり解散。

遅刻したせいもあるとはいえ、あっという間の一日でした。

木を乾燥させた後に来る鎌倉セッションではまだ何を作るか決めてないのですが、久しぶりに学校の課題みたいでちょっと楽しみです。

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