SFアクション
LEONやNIKITAなどを生み出したリュック・ベッソン監督作品。
予告がちょっと気になってたので見てみました。
あらすじ
台湾に住んでいるルーシーは、知り合ったばかりの男からスーツケースをホテルに持っていくように頼まれるのだが、結果として事件に巻き込まれてしまい、韓国人マフィアによって体内に麻薬を埋め込まれ運び屋にされてしまう。
途中で暴行を受けたルーシーの体内でパッケージが破裂してしまい、ルーシーの秘められた能力は覚醒していく。
予告編はこちら
映画を観た感想
リュック・ベッソン久しぶりだなぁと、観てみました。
娯楽作品としてはなかなかなんだろうけど、どうなんでしょうね。
予告が一番面白いかも。納得いかないのが、CGの使い方。
何もこの映画に限ったことではなく、2000年代くらいからのSFに言えることなんだけど、CGの技術があがったことで、CGに表現を頼りすぎてるんじゃないかと思う映画が増えすぎなんですよね。インディペンデンス・デイくらいまではCGも楽しんでたし、ロードオブ・ザ・リングとかパイレーツ・オブ・カリビアンみたいな作品で世界観を出すためにCGが不可欠なのもわかる。
でもね、現代を舞台にしたSFになってくると話は別なんですよ。
演技や演出で表現できそうなところまで派手なCGで豪勢にしちゃってるけど、そこまで必要ある?っていうか過剰じゃない?みたいな。
設定的には人類が脳の力を100%発揮したらどうなるかって筈なのに、超能力者というかX-MEN的なノリになっていくのがちょっと残念。
僕らの暮らしている現代の、別の土地で起きてる話として、映画を見ているのに、下手にCGを多用することでどんどんリアリティが失われ、映画に入り込めなくなってくるんですよね。
もちろんこんな映画にリアリティ求めるほうが間違ってるのかもしれないけど、楽しむよりも「んなわけあるかい!」ってツッコミながら見るモードになってしまう。引き込まれるどころか、突き放されて、どういうオチで締めくくるんだろうなーって考えながら見るみたいな。
途中でちょっとトランセンデンスと被ってるような気もするし、脳の力をフルで発揮するっていう意味なら「リミットレス」のほうが面白い気がする。
[映画] 人類を超越する人工知能PINNにアップロードされた科学者の頭脳と意識『トランセンデンス』
というわけで、一応見とかないとなぁという立ち位置の映画なんだけど、そんなに楽しんだわけでもない感じで、まぁ普通の娯楽作品好きなひとなら楽しめると思いました。
『LUCY』っていう雑誌が出るかはナゾです。
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