[映画] 緻密に組み上げた銀行襲撃計画の裏『インサイド・マン』

2016年1月12日
2017年1月25日
gappacker
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insideman

スパイク・リー監督のサスペンス

Amazonプライムビデオにあって面白そうだと思ってみてました。
観終わった後に気づいたけど、スパイク・リーの監督作品でした。
主演のデンゼル・ワシントンとは『マルコム・X』以来の組み合わせらしい。

あらすじ

マンハッタンの銀行で銀行強盗が発生し、犯人は人質をとって立てこもってしまう。
現場に急行した捜査官フレイジャー(デンゼル・ワシントン)は犯人グループと交渉しながらも駆け引きを続けていくが。。

予告編はこちら

映画を観た感想

スパイク・リーの作品だと知らずに観ました。よくできている作品で面白かったです。
サスペンスなのでネタバレは避けますが、銀行を襲う計画が、とても緻密で周到にできているんですね。
何気ないシーンに意味があったりして、最後に繋がるのはサスペンス映画の醍醐味です。

個人的に結構楽しめたんですが、評価が分かれる部分があるみたいで、否定的な意見のほとんどは「よくわからなかった。」みたいなもののようです。
確かに日本で配給される映画ってわかりやすいものが多く、説明しすぎなものが多いので、そういう映画に慣れてしまっていると、あえて説明しない演出をわかりにくいと感じてしまうのかもしれません。サスペンス映画としては結構わかりやすいと思うんですけどね。犯人が誰かってのはちゃんと見てればわかりますよ。(顔覚えられない人は厳しいかもしれないですが。)

スパイク・リーって人種問題とか政治的なものを扱うことが多いので、そんな要素あったかなーと思い返してみました。

途中でシーク教の人質が解放され時、武装した警官がヒゲを観てアラブ人と認識した途端、爆発物を持っていると勘ぐり、ターバンを剥ぎ取るシーン。男性がターバンを返すように懇願しても相手にしない。

その後の取り調べのシーンでは、そのシーク教徒が、どこにいっても「無作為」という名の取り調べを受ける。と皮肉を言うと、捜査官が「タクシーには乗れるだろ?」と突っ込みをいれ、それに「ドライバーが東洋人のね。」と返事するやりとりがあった。

この映画は2006年3月にアメリカ公開作品なので、おそらく撮られたのは2005年。同時多発テロが起きたのが2001年の9月、この映画の舞台はマンハッタンの銀行です。おそらくウォールストリート内に位置する銀行であり、ワールドトレードセンターからは数分の位置にあたる場所という設定だと思います。
ニューヨークのイエローキャブ(タクシードライバー)の運転手は大抵インド人を始めとする東洋人か、カリブ海出身のヒスパニック系なんですね。

ユダヤ人が絡んでくるあたりと、この辺がちょっと人種問題には絡んでくるかなぁといった感じでしたね。ニューヨークはリベラルな人が多い場所なので、中西部や南部のようにあからさまな人種差別はないですが、アラブ人に対する風当たりの強い時期のマンハッタンが舞台だということは認識しておいたほうがいいかもしれませんね。

ストーリー的にそれがどうだとかいうことはないし、スパイク・リーもそこにメッセージを込めたようにも思えない。
その一方で、疑心暗鬼になるサスペンス映画の心理戦において視聴者の心理を揺さぶるという意味では一定の効果があるようにも感じます。
外国の映画を見る時って、こういう背景に関する理解度の差によっても感じ方が変わるんですよね。
映画をつまらないと感じる時は、自分が背景に対して無知であることもあるのかもしれません。

こういう映画は誰かと観て終わった後に話すと、より楽しめるかもしれませんね。
個人的には結構好きな映画でした。

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