[映画] 復讐と冷静の間?『007 慰めの報酬』

2014年9月9日
2017年5月16日
gappacker
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quantum-of-solace
photo by Karen Roe

やっぱり本作もかっこいい

前作のレビュー記事[映画] 元祖スパイ映画 × ポーカーは最高にかっこ良かった『007 カジノ・ロワイヤル』でも紹介した6代目ジェームズ・ボンド、ダニエルクレイグによる007シリーズの2作目です。

人間関係や登場人物など前作から緩やかに続いている流れがあるので前作『007 カジノロワイヤル』から観ることを強くお勧めします。

あらすじ

前作でヴェスパーを死に追いやったミスター・ホワイトを追っていたボンドだが、捕らえたと思ったところでMI6内にも裏切り者がいて情報を得ることに失敗する。背後にいる巨大な組織の謎を追っていたボンドは南米の政府の転覆と巨大な天然資源の獲得を企む陰謀に辿り着く。

映画を観た感想

前作をポーカー目当てで観たら、めちゃくちゃ格好良くて、すっかりハマってしまった6代目の007シリーズ。ハリウッドの派手さというかそういうものが最大限活かされているんですね。前作の続きという部分もあってタイトルロールなど無しにいきなり激しいカーチェイスから始まり、一気に引き込まれます。カーチェイスあり、アクションありで、若干、えぇーって漫画みたいな部分があったりしますが、それをギャグにしないかっこよさがあります。

アクション映画は、カット割りを多くして、細かく画面を切り替えることで、スピード感を出すことが多いのですが、失敗すると意味がわからないどころか観ている人を酔わせるだけのシーンになってしまいがちです。
前作に比べると、本作ではそういう部分がないわけではないのですが、許容範囲。

スパイアクションとしてはボーンシリーズのほうが完成度高いと思うのですが、何と言っても007シリーズはスタイリッシュなんですよね。
着こなしの格好良さと、ボンド・ガールの美貌、そして使用されている車などなど。ファッションに意識がいっているのはある意味ではあざといと感じられなくもないですが、歴史的なシリーズものとしてこれまでの積み上げたものがあるのでしょう。
ちなみに本作品でのボンド・ガールはオルガ・キュリレンコ。

返り血を浴びるのは、ドレスアップの最高の前振りなわけです。
前作ほどの感動はなかったですが、続けてスカイフォールも観たいと思います。

予告編はこちら


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