[書評] 最小限の時間で最大限の結果を出す『エッセンシャル思考』

2016年2月4日
2017年5月16日
gappacker
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エッセンシャル思考

エッセンシャル思考とは何か

たくさんの物事に追われ、いつも忙しく、そのわりに満足のいく結果は出せていない。
そんなことはないだろうか。

人生における選択と集中をおこない、最小の時間で最大の成果を出すのが『エッセンシャル思考』である。この本は、エッセンシャル思考を持って生きていくために、何に気をつけるべきなのか、何をすべきなのかについて書かれいる。

エッセンシャル思考には基本的な三つの考え方

エッセンシャル思考には基本的な三つの考え方がある。
それは以下の三つ。

  1. 選択
  2. ノイズ
  3. トレードオフ

何を行うかを選択し、ノイズを除去し、捨てるものを決める。
そのためには見極める技術、捨てる技術、仕組み化する技術を身につける必要があり、それについてもページを割いて説明している。

なぜエッセンシャル思考が大事か

自分で優先順位を決めないと他人のいいなりになってしまう

仕事でもなんでも、人からの頼まれごとを軽く引き受けていると本当に大事なことができなくなる。自分がいまやるべき本当に大事なことが何なのかを見極め、ものごとの本質をとらえたうえで優先順位を決めないと他人のいいなりになってしまう。

人はなぜ方向性を見失うのか

選択肢は増え、いろんな情報が入り、どれもやろうと手をつけることで人は迷宮に入り込む。

  • 選択肢が多すぎる
  • 他人の意見がうるさすぎる
  • 欲張りの時代

読んだ感想

やることが多いと、つい仕事をした気になってしまう。しかし、たくさん仕事をこなしたからといって成果が出せているかというと、そうではないことも多いのではないだろうか。一度、立ち止まって本当に必要なことかどうかを判断し、邪魔のものを全て排除したうえで、本当にやるべきことに集中する。

インターネットによってノイズの入り込む余地は以前よりも増している。SNSやバイラルメディアなどはどんどん入り込んでくるし、人のやっていることを見て、自分もやったほうがいいのではないかと何でもかんでも手を出してしまいがちだ。
そんな時代だからこそ、意識的の情報チャネルを制限したり排除していかないと、情報過多に陥り、必要なものが見えなくなる。

読んでいて思い当たる部分が多く、エッセンシャル思考こそ、いまもっとも意識して取り組むべき思考法かもしれないと思えた。

あなたにとって本当に大事なものはなんだろうか。
そのために何をすべきだろうか。

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