【保存版】WordPressのサーバー移転。さくらからエックスサーバーへ

2014年7月27日 gappacker
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WordPressのサーバー移転

WordPressのサーバを移転したので備忘録的にメモ書き

このブログではないんですが、WordPressサイトをさくらのスタンダードプランからXSERVER(エックスサーバー)のX10に移転したので、作業内容などをまとめておきます。

移転の理由は、昔つくったそれほどアクセスのない小規模サイトをマルチドメイン無制限のXSERVERにまとめておこうって感じですね。

今回移転するサイトはデータ容量が大きくないですが、サイトの規模によってはファイルや画像などの転送に時間がかかるかもしれません。作業自体は手順通りに行えば、数時間で済みますが(反映されるまでに少し時間がかかりました。)、時間には余裕が持っておいたほうがいいかもしれません。

なお、さくらのレンタルサーバ スタンダードですが、決してサービス内容に不満があるわけではありません。月額500円のわりにいろいろできてコスパも高いですし、小規模サイトの構築にはおすすめのプランです。



作業手順

新サーバー(エックスサーバー)を準備

Xサーバーは申し込んでから5〜6時間くらいでセットアップ完了のメールが来ます。
今回使っているのは月額1,000円のX10プランです。



FTPクライアントで旧サーバー(さくら)からWordPressフォルダをダウンロード

FTPクライアントで元々アップロードしていたWordPressのデータフォルダをローカルに丸ごとダウンロードします。
僕はCyberDuckを使っていますが、もちろんForkliftでもTransmitでも構いません。
そういえば昔はFetchなんてのもありましたね。

Cyberduck App
カテゴリ: 仕事効率化
価格: ¥2,400

ForkLift – File Manager and FTP/SFTP/WebDAV/Amazon S3 client App
カテゴリ: 仕事効率化
価格: ¥2,000

Transmit App
カテゴリ: ユーティリティ
価格: ¥3,400

旧サーバー(さくら)のデータベースをエクスポート

ファイルをダウンロードしたら、今度は旧サーバー(さくら)のコントロールパネルにログインします。

さくらインターネットデータベースのエクスポート手順1

ログインしたら左側のメニューより「データベースの設定」をクリックしてください。

さくらインターネットデータベースのエクスポート手順2
「管理ツールのログイン」をクリックしてphpMyAminにログインしてください。

データベースのエクスポートはWP Codexのページを参考にしてください。
WP Codex データベースのバックアップ

新サーバー(エックスサーバー)でドメインの設定

エックスサーバーのドメインの設定手順1

エックスサーバーのサーバーパネルにログイン後、ドメインを設定します。
画像の赤い枠の「ドメイン設定」をクリックしてください。

エックスサーバーのドメインの設定手順2
赤枠内の「ドメインの追加設定」をクリックしてください。

エックスサーバーのドメインの設定手順3

1の枠内にドメイン名を入力してから2の「ドメインの追加」ボタンをクリックしてください。

エックスサーバーのドメインの設定手順4

「ドメインの一覧」に登録したドメインが新たに追加されます。
ドメインの追加はこれで完了しました。

新サーバー(エックスサーバー)でデータベース作成

サーバーパネルのトップに戻り、今度はデータベースの設定を行います。

エックスサーバーMySQLの設定手順1

赤枠内の「MySQL5設定」をクリックしてください。

エックスサーバーMySQLの設定手順2

「MySQLの追加」をクリックしデータベースを追加します。

エックスサーバーMySQLの設定手順3

1のデータベース名(後に追加する事を考慮してわかりやすい名前が好ましい)を入力し、文字コードをUTF-8にして追加します。

エックスサーバーMySQLの設定手順4

データベースが追加されているのが確認できるので、次は「MySQLユーザの追加」をします。

エックスサーバーMySQLの設定手順5

ユーザIDとパスワードを設定し追加します。

エックスサーバーMySQLの設定手順6

「アクセス権未所有ユーザ」にユーザが追加されているのが確認できますので、今度はユーザーにデータベースへのアクセス権を与えるため「追加」ボタンをクリックします。

エックスサーバーMySQLの設定手順7

アクセス所有権ユーザにユーザが追加されたはずです。
以上で、WordPress用のデータベースとアクセス権をもったユーザーの設定が完了しました。
これらの情報をもとに次の手順でwp-config.phpを書き換えます。

新サーバー(エックスサーバー)へフォルダアップロード

ローカルにダウンロードしてあったWordPressの入ったフォルダを開き、wp-config.phpをテキストエディタなどで開き、データベースの項目を書き換えます。
/wordpress/wp-config.php

書き換える箇所は4ヶ所です。
手順5で設定したデータベース名、とアクセス権を与えたユーザ名、そのユーザのパスワード、そしてMySQL のホスト名です。

  1. データベース名
  2. データベースのユーザー名
  3. データベースのパスワード
  4. MySQL のホスト名

/** WordPress のためのデータベース名 */
define(‘WP_CACHE’, true); //Added by WP-Cache Manager
define(‘DB_NAME’, ‘1. ここにデータベース名‘);

/** MySQL データベースのユーザー名 */
define(‘DB_USER’, ‘2. データベースのユーザー名‘);

/** MySQL データベースのパスワード */
define(‘DB_PASSWORD’, ‘3. データベースのパスワード‘);

/** MySQL のホスト名 */
define(‘DB_HOST’, ‘4. MySQL のホスト名‘);

wp-config.phpを書き換え、保存したら、今度はWordPressのフォルダをサーバーにアップロードします。

手順4.でドメインを設定が完了していると、FTPで接続した際に、登録したドメイン名のフォルダが出来ていて、そのフォルダの中に”public_html”というフォルダがあります。
FTPクライアントなどを使用して、”public_html”フォルダの中にアップロードします。

新サーバー(エックスサーバー)へデータベースのインポート

旧サーバーからエクスポートしたデータベースのデータを新サーバーのデータベースにインポートします。
赤枠内の「phpmyadmin(MySQL5)」をクリックしてください。

phpMyAdminにログインしてください。

phpmyadmin-01

左側のメニューから作成したデータベース名をクリック

phpmyadmin-02

タブから「インポート」を選択し、2で旧サーバーからエクスポートしてあったデータベースファイルを選択し、3で実行。

以上でデータベースが読み込まれます。

きちんと移転がされているかの動作確認

動作確認URL

データベースのインポートが完了したら、サーバーパネルのTop画面にもどり「動作確認URL」をクリックします。

動作確認URL
リンク先をクリックし表示されていればデータの移転はうまくいっています。
僕の場合、すぐに表示されなかったため、別の作業をしていて1時間ほどして確認したら無事に表示されていました。

ネームサーバーの書き換え

最後にドメインを取得しているサービスの管理画面でネームサーバーを変更して、サーバー移転は完了です。

  • ネームサーバー1 ns1.xserver.jp( 219.94.200.246 )
  • ネームサーバー2 ns2.xserver.jp( 210.188.201.246 )
  • ネームサーバー3 ns3.xserver.jp( 219.94.200.247 )
  • ネームサーバー4 ns4.xserver.jp( 219.94.203.247 )
  • ネームサーバー5 ns5.xserver.jp( 210.188.201.247 )

まとめ

作業自体は特にむずかしいことはありませんが、ファイルの転送やデータベースのインポート、エクスポートの部分で、ファイルサイズが大きいと、思っていた以上に時間をとられるかも知れません。ファイルのダウンロードはやエクスポートは時間のある時に予め行っておくなど、作業を分割して行うのもいいかもしれませんね。

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