富士登山の装備と服装で必要なもの

2013年6月22日
2015年12月2日
gappacker
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富士山
富士山が世界遺産になったこともあり、今年こそ富士登山に挑戦しようという人も多いのではないでしょうか。入山料を徴収することなども検討されていますが、そのあたりは置いておいて富士登山に必要な装備と服装について考えてみましょう。ちなみに『富士山に登って来たよ2012年、夏。』で書いたように去年は2合目から富士山に登りました。

登ったことがないと不安になるかもしれませんが、富士山で遭難するのは難しいです。火山が降り積もって出来た富士山は他の山のように起伏に富んでいる訳ではなく、基本的に登ってる最中で下る事はありません。てっぺん目指すだけなので、どちらかというと我慢比べの体力勝負となります。ただし、体力に自信がある人ほどスピード出しすぎて高山病になることも多いみたいなので注意は必要ですね。焦らずゆっくり行きましょう。

必ず必要なもの

富士山に持って行ったもので必ず必要だと思ったものです。
これだけは何があっても必ず持って行きましょう。

バックパック

背負いやすいモノを選びましょう。サイズは30〜40リットル位が目安になると思います。それ以下のサイズだと雨具や防寒着などをしまう余裕がありませんし、それ以上だと嵩張ると思います。バックパックの背負いやすさは疲労度合いに直結するので、量販店などで売っている安物のリュックではなく、登山用のものを選んだほうがいいと思います。ちなみに僕は富士山にはGregoryのz35でいきました。背面が少し浮いていて空気が通る設計になっているため、蒸れにくいところが気に入っています。gregoryは男性用と女性用で作りが異なるので男性用ならSavant 38あたりや、女性ならJade 38あたりも良いんじゃないかと思います。Karrimorのリッジあたりもいいんじゃないでしょうか。

登山靴

スニーカーでも行けないことはありませんが、ただでさえ小石で滑り、踏ん張りの効かない場所が多いです。疲れることは確かでしょう。ビブラムソールなど裏面のごつごつした登山靴かトレッキングシューズを強くオススメします。
ちなみに僕はMerellのカメレオンで行きました。5,6回履きならしただけの綺麗な状態で行きましたが、下山後、確認したらかなり傷ついてました。軽くて底がすべりにくく、頑丈なつくりのものがオススメですね。

雨具

富士山は5合目あたりから上は雨風を凌げる場所がありません。雨具は必ず持っていきましょう。上下が別のセパレートしたもので、パンツにおいてはブーツやトレッキングシューズを履いたままでもすばやく着脱できるものがオススメです。僕はノースフェイスのクライムライトジャケットを持っていたので、下だけgore-texのパンツを買い足しました。

防寒具

富士山は高度があるため、夏とはいっても山頂付近は冬と同じような気温です。防寒着がないと地獄を見ます。低地ではTシャツかロンT、高度が上がって来たらフリースなどを重ね着して、さらに寒くなったらジャケットを着用するくらいで考えてください。gore-texジャケットなどで雨具と兼用する場合はインナーのフリースなどで充分調整できるように考えておくといいですね。ちなみに僕はPatagoniaのR1フリースジャケットを着ていました。

手袋

間違っても軍手で済ませようとか考えないほうがいいです。山頂付近ではかなり冷えますので、一度濡れたら凍ってしまいます。スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツ用の手袋を持っていってもいいと思います。僕はウィンドストッパー素材のグローブを持って行きました。

ヘッドライト

ご来光を見たい場合、暗いうちに山頂に到達する必要があります。なのでヘッドライトは不可欠となります。僕はPetzlのtikka plus2を使用していますが、壊れなければ、なんでもいいのではないでしょうか。ただし古いものだと光量が弱いため、あまり使えないような気もしました。

富士山では水場がないため、登山中の水が補充ができません。山小屋でも水の値段は高いです。僕は2合目からの往復で2リットルの水をプラティパスに入れて持って行きましたが充分ではありませんでした。5合目からならそれほどいらないかもしれませんが、体力と喉の乾きを考えて余裕を持って携行すると良いでしょう。バックパックを降ろす必要のないプラティパスとチュービングキットは大活躍でした。


携行食

おにぎりをいくつか持って行ってお昼に食べました。暑い日だとすぐ溶けちゃいますが、スニッカーズは小さいわりに食べた気になるのがいいですね。あとはスポーツ系のゼリー飲料や飴もあるといいです。

あったほうがいいもの

トレッキングポール

僕は持って行きませんでした。なくてもいいけど、下りはあったら楽だっただろうなっていうのがトレッキングポールですね。膝の負担軽減には繋がると思います。木の棒(何ていうんでしたっけ?)を富士山で買うのもありなんでしょうね。

ハイドレーションキット

これは上でも紹介したとおり使っていますが、便利すぎるので、なくても問題はないけれど、強くオススメします。

帽子

タオル巻いて登ったのでほとんど使いませんでしたが、雲のない時は日差しも強いので、あったほうがいいですね。風が強いと飛んで行ってしまう可能性もあるので顎紐つきたものがいいですよ。

地図

富士山では特に迷うこともないでしょうし、必要ないといえばないのですが、山の地図は目的地までの目安となる時間がわかるので、あると精神的に楽になります。

ウェットティッシュ

基本的に水がないため、汗を拭いたり、汚れたりした時にあると便利です。

なくてもいいと思ったもの

  • ゲイター
  • サングラス

ゲイター

よくゲイターが富士登山に必須とあるので、僕はノースフェイスのゲイターをわざわざ購入したのですが、富士登山に関しては必要ありませんでした。

サングラス

よく必要だと書いてありますが、僕は持って行きませんでした。こちらも必要性を感じる瞬間もありませんでした。ただしコンタクトなどを使用している人などは砂埃などから目を守るためにもあったほうがいいのかもしれません。

まとめ的なアレ

今年は世界遺産に認定されたこともあり、多数の登山者が富士山に押し掛けることになりそうですが、マナーを守って安全に気持ちよく登山してもらいたいものです。

アウトドアサーチというサイトを作りました。
先日、お知らせしたスケボーサーチのシステムを流用したもので、楽天内の商品を探しやすくしただけのサイトです。
まだまだ不十分ですが、こちらもよければ覗いてみてください。
登山用具は値段が高いけど、機能的で永く使えるものが多い気がします。
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追記:
富士登山ベストシーズン到来。今年こそ登る?

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