[書評] 東京からはじめるディスカバリージャパン『東京番外地』

2014年6月21日
2016年1月18日
gappacker
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東京番外地

東京の違名所リスト

著者はオウムの実体を追うノンフィクション『A』で有名になった森達也。
本書は、著者の森達也が、担当編集者である土屋と供に、存在しているが一般の人がなかなか足を踏み入れる事がない場所『東京の番外地』を訪問していくルポタージュである。
東京

本書内で訪れる場所たち

当たり前のように名前や存在を知っていながら、ちゃんと行った事がない場所、意図的に隠されているのではないにしろ、表立って話題にされることがない場所、そして視点を変えて見直すと興味深い場所。

それは下記のような場所である。
名前はわかっても行ったことはない場所が多いのではないだろうか。

東京拘置所、歌舞伎町、モスク、浅草の無縁仏、松沢病院(精神病院)、皇居、裁判所、山谷、東京タワー、東京都慰霊堂、上野公園、屠殺場、入国管理局、多摩霊園、ディズニーランド(番外編)

読んでみて

東京の陰の部分を、悲観するでも感傷的になるのでもなく、脚色することなく、ただ淡々と書き連なっている。おそらく、それが著者の正当で飾らない『取材』のスタイルなのだと思うし、だからこそ、より一層のリアリティを感じさせる。

タイミングなどもあるが実際に訪問することが可能な場所も多いので、折をみて訪問してみたいと思う。そしてその時にまた改めて読んでみるのも面白いかもしれない。
日々の中で見落としているその部分に、半ば強制的に意識を向けてみるのはいかがだろうか?

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