宝塚歌劇団の東京公演を観に行ってきた。

2011年9月25日
2015年12月2日
gappacker
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昨日、宝ジェンヌである母親と一緒に有楽町にある東京宝塚劇場に宝塚を観に行ってきました。

お客さんはやはり、おばさんが多かったですが、ちらほら男性の姿も見かけます。
ステージは2部構成となっており、一部は「アルジェの男」というストーリのあるお芝居形式のもの。
二部は歌とダンスがメインの「ダンス・ロマネスク」というものでした。

率直な感想はきらびやかで迫力がある。
まぁ、迫力があるのはその数と衣装のせいもあるのですが。。

一部の「アルジェの男」のストーリーはこんな感じ。

フランス植民地時代のアルジェリアで仲間と共に悪事に手を染めていたジュリアンが
仲間のジャックの挑発に乗り、スリで総督の財布を奪うという賭けにのってしまう。
腕には自信のあったジュリアンだが、盗みに失敗し、総督に捕われてしまう。
しかし、総督にその野心と度胸を見込まれ、総督の元で働くようにスカウトされる。
パリへ渡り日の当たる場所へ這い上がろうとしていたジュリアンの元に昔の恋人サビーヌとジャックが現れる。。

最初は宝塚の雰囲気に半笑いになってしまいましたが
観ていると段々引き込まれていきます。

1部が終了した後では、中々の満足感がありました。
休憩中には周りのオバハンが座席で弁当喰い出します。
売店でコーヒー買ったら、めっちゃ小さいSSサイズで蓋を外さないと飲めない容器でした。
この辺は改善の余地ありですね。

2部は1部よりお芝居の要素が減る代わりに大人数でのパフォーマンスが多くなります。
前から3番目の席だったので、途中で座席に降りて来て顔をガン見されるくらいの距離で囲まれたりしました。
子供だったら泣いていますが、自分は呆気にとられ半笑いのまま顔が元に戻せませんでした。
とにかく圧倒されます。衣装の華やかさはもちろん、豪華な舞台セット、数のパワーがありますね。

小さい時、母親に連れて行ってもらった記憶はあるものの、大人になってからは初の宝塚。
良い機会なので終了後、1,000円のカタログを買ってみました。

顔写真のところはみんな舞台メイクのまま写ってるのでメイクが濃すぎですね。
お化けみたいです。稽古風景の薄化粧のほうが何倍も奇麗でした。

宝塚っていうある種、特異な世界感は充分楽しめたのですが
メンバーの基本スペック、ステージ衣装や舞台の完成度などをみると
音楽のセレクションを変え、演出家を変えた時に、今とは全く異なる客層にも強く訴えかけられるものが出来る気がします。
そして、そんなものも観てみたいと思いました。

母親が宝塚出身とは言え、
別にファンでもないし、素人ながら勝手なことを言わせてもらうと

宝塚の踊りは肩を使うというかクセがある気がします。
また、バレエの素養はあるものの全体的にストリートダンスを知らない人が多い。
女役の主人公の人のバレエは指先まで意識が届いていて、しなやかな動きが奇麗でしたが
男役の人達のそれっぽい踊りのシーンでは黒いノリが欠けているのが目につきました。
キレが大事な部分で踊りが流れてしまうとでも言うのでしょうか。

自分がもし関わるとしたら伝統的な古くささを残しつつ、
革新性のある舞台をやったら面白くなるんじゃないかと思いました。

普段、観ないものを観るのは面白いですね。
今後も喰わず嫌いせずにいろいろ体験して行こうと思います。
次は落語でも観に行くかな。

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