やはりあの人はふざけているだけじゃなかった。
アメトークを見ているとたまに芸人が「あの人、頭おかしい」とか言っている先にカンペを持って笑顔で座っているプロデューサーの加地さん。
アメトークが好きな人であれば、きっと見たことがあるのではないでしょうか?
本書はアメトークやロンハーなど突き抜けてバカげたことを真剣にやっているテレビ番組を生み出しているプロデューサーの加地さんによる仕事論の本です。
アメトークでは1時間分の為に18時間分の映像を編集している
アメトークは芸人のささいなボケや表情の変化を逃さないために9台のカメラで撮影しているそうです。
収録が2時間の番組の場合で計18時間。
それを46分55秒の番組に編集するのだそうです。
それ以外にも、芸人のボケを殺さないようにする、テロップに対するこだわりや、ひな壇の座席や芸人の組み合わせなど大胆かつ丁寧に番組を作り上げていることがわかります。
パクりはしない
アメトークでは出川大陸など情熱大陸のパロディをやったりもしていますが、その一方でパクりはせず、トレンドを追うこともしない。パロディはオリジナルに敬意をもってやるもので、大切なのは面白がるポイントや本質が違うことだそうです。
確かにパクリやトレンドではナントカ芸人は生まれないでしょう。
場を作り出す人間力
アメトークを見ていると、収録現場全体から仲の良さそうな空気感を感じることがあります。
この本を読んでみて感じたのは、その風通しの良さそうな空気感を生み出す場づくりにも加地さんの人柄が巧く機能しているのではないかと思いました。
計算して、ふざけ抜いていて、ふざけやすい空気感を作り出すだめに、何をすべきかを考えているあたりをみると、ふざけるための賢さが人格を持った人が、加地さん。という感じがしました。
まとめ
元々どんな人なんだろうと興味を持っていた人でしたので、楽しく読めました。
番組の裏話や人気芸人との関係なども垣間見えますので、アメトークやロンハーの裏側に興味がある人は読んでみてはどうでしょうか。次にアメトーク見る時は少し注意してみてみようと思います。まぁ楽しくて忘れてしまいそうですが。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
Twitterでgappackerをフォローしよう!
Follow @gappacker