インターネットを用いたビジネス全般に活用できる良書
Webを使ってビジネスやブログなどをやっている人なら誰もが知っているSEOという概念がある。
SEO(Search Engine Optomazation)の略で、望むキーワードで検索した時の検索結果において、上位表示されるように、サイトの内外を調整することである。
多くの本が出ていて、今ではビジネスの基本となったSEOだけど、この本ではSEOをそれほど重要視していない。
むしろその逆とも言える。
月間1万人を呼び込んでも10人しか買わないキーワードよりも、100人しか呼べないけど、50人が買うような効率の良いキーワードを探そうというのがこの本の趣旨である。
SEOの競争はとても激しく、外部の業者を使えば、当然コストもかかる。
従来定番とされていた検索キーワードの探し方といえば、検索数の多いキーワードを探し、それに合わせてページ内のそのキーワードを入れて製作するという最大公約数向けのスタイルだった。
しかし、この本では業者にも頼らないし、従来のスタイルで探し出したような検索キーワードも使用しない。
検索数もライバルも少ないが、コンバージョン率(成約率)の高いキーワードを見つけ出し、競争を避けながら結果をだすというものだ。
実際に著者はこの手法に気付いてから結果が出るようになり、今では年間3000万円も稼いでいる。
アフィリエイトに誤った認識を持っている人も多い。
それは一部、ネットビジネスと称して数万円などの商材を売っている詐欺まがいのアフィリエイトが横行しているからだ。
しかし、著者は本気でなんらかの商品やサービスを探しているユーザーの気持ちになって、その人達が使用するであろうキーワードに対してサイトを作り、必要な情報を提供することで、利益を得ている。
平易な文章でわかりやすくとても大事なことが書かれている良書。
キーワードを見つける発想法については訓練が必要でしょうし、受け皿となるサイト側の問題もあるので、甘いものではないでしょう。
ただ、過当競争に巻き込まれずに勝負していくヒントとして、新たな視点を与えてくれる本ではないかと思います。
アフィリエイトだけでなく、物販をやっているかたにもお薦めしたい本です。
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