完全に好みの別れる問題作?
園子温監督の作品を見るのは4本目。
この作品を観て感じたのは、ホントにハチャメチャでやりたいことやりまくってるってこと。
ストーリーはバカバカしいし、血糊飛びまくってるけど、『冷たい熱帯魚』と比較すると、かなり雑だし、本気でB級映画っぽいものを撮ったらどうなるの?みたいなノリがある。
日本版グラインドハウスという感じだろうか。
映画のあらすじ
この映画に限って言えば、あらすじなんてあってないようなものなんだけど、一応おおまかになぞる。
武藤組の組長(國村隼)には子役上がりの娘のミツコ(二階堂ふみ)がいる。
ある日、武藤組はライバルの池上組の襲撃にあうんだけど、組長の妻(友近)がヤクザを返り討ちにしてしまい服役する。
子役だったミツコも事件の影響で干されるんだけど、妻の出所に合わせミツコ主演の映画を撮りたいと組長が奔走しつつ、巻き添えを食らった橋本公次(星野源)や映画バカのグループ、ファック・ボンバーズが絡んで、池上組との抗争を映画化するというハチャメチャな展開になっていく。
映画を観ての感想
この映画に関してはオススメするとかじゃなくて、とりあえず観てみたら?って感じの映画です。
好きな人は好きかもしれないし、嫌いな人は嫌い、と完全に二分しそうな気がする。
僕に関して言えば、園監督の映画愛みたいなものは伝わってくるんだけど、それが前面に出過ぎてて、正直ちょっと置いてきぼり感があった。ただ、ノリがB級でもストーリーに伏線があったり、高橋ヨシキさんがちょい役で出てたり、主演陣のふざけた演技はなかなか楽しめた。
しかし、二階堂ふみってホントに宮崎あおいに似てますね。
宮崎あおいの透明感を小悪魔エロスで塗りつぶした感じ。
まだ10代らしいので、これからどんどん活躍するんだろうなぁ。
予告編はこちら
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