ハクキンカイロとは?
ハクキンカイロとはジッポーのような鉄製のケースに燃料となるベンジンを注入することで繰り返し使用できるカイロです。化学反応による原理を応用し、使い捨てカイロの13倍温かいと言われていて、使い捨てカイロが生まれるまでは結構ひろく使われていたそうです。
ハクキンカイロの仕組み
ハクキンカイロは注入したベンジンの気化ガスがプラチナと接触する時に発熱する科学原理を利用しています。燃料が直接燃えるのではなく、触媒作用によって徐々に酸化過熱するという発熱原理なので、燃料さえ追加すれば何度でも繰り返し使うことができるエコアイテムです。
ハクキンカイロの特徴
- 低燃費による経済性の高さ
- -40°の極寒地でも使用できるハイパワー
- プラチナ触媒によるクリーン燃焼
- 長時間の使用に耐えるロングライフ設計
ハクキン懐炉ピーコックのセット内容
僕が購入したのはピーコックという定番商品でセット内容は以下のもの。
セット内容は本体、布のケース、注油カップ、説明書。
ハクキンカイロの使い方
ハクキンカイロの燃料
ハクキンカイロには専用のベンジンを使います。
ベンジンはamazonでも購入できますが、ご近所のドラッグストアでもおそらく売ってるんじゃないかと思います。
気化したベンジンを熱に変えるために必要な酸素を取り入れるたため、蓋には吸気口となる孔雀模様の穴が空いています。
フタをはずすと火口があります。
火口のプラチナ触媒には寿命がある
火口にはプラチナ触媒が織り込まれています。
ベンジンを注入した後にここを1秒ほど軽く火で炙るようにすると化学変化がおき、数秒で暖かくなります。キャップを締める前に数cm上を軽く手で覆ってやると暖かくなっているのを感じられるのでフタを閉めればベンジン量に応じて暖かさが持続します。
このプラチナ触媒の織り込まれた火口部は寿命があり、別売りで購入することが可能です。
燃料の注入の仕方
火口部分を外し注油キャップを取り付け、燃料であるベンジンを注入します。
ベンジンの注油量で持続時間を調整するのですが、目安として注油カップ2杯で24時間持続します。12時間でよければカップ一杯満タンに、6時間の場合は半分くらいのところにメモリがついているので、そこまでベンジンを注入すればいいです。朝7時に家を出て夜20時頃帰宅するという場合は、1杯満タンに入れた後にプラスアルファで少し追加してあげればいいですね。
注油カップは90度に回転させると弁がひらき、燃料が本体にゆっくりと浸透するように落ちていきます。
火口をはめて点火
燃料を注入したら、火口をはめ、プラチナ触媒をライターなどで3秒程炙るようにしてあげます。
わかりやすいように点火と書きましたが、実際は火をつけるわけではなく、科学反応を起こすためのきっかけを与えるのが目的です。
※最初はちょっと怖いかもしれませんが、火が付いたり爆発しなりしませんので安心してください。
ハクキンカイロの使い方を説明した動画
Youtubeにハクキンカイロの使い方を説明した動画がありましたのでここに貼っておきます。
ハクキンカイロの商品一覧
ハクキンカイロは現在3サイズが発売されています。
サイズによって燃料を入れられる量が変わるため、最大保温時間も異なります。
モデル | サイズ | 保温時間 |
---|---|---|
STANDARD | 68×101×15 | 24時間 |
mini | 58×87×13.5 | 18時間 |
GIANT | 70×110×20 | 30時間 |
ハクキンカイロ スタンダード (STANDARD)
こちらで紹介している通常のサイズです。
ジッポーより一回り大きいくらいのサイズで24時間保温できます。
ハクキンカイロ ミニ (mini)
ミニサイズはジッポーより一回り小さいくらいのサイズで18時間保温できます。
ハクキンカイロ ジャイアント (GIANT)
カイロベルトもあると便利
ハクキンカイロはポケットにいれるなどしてもいいのですが、長時間外にいる時など身体を温めるにはカイロベルトがオススメです。カイロベルトにはポケットがついていて、そこにハクキンカイロを入れてお腹のまわりに取り付けます。
ゴムタイプのものとマジックベルトのタイプのものがあるので好みで使い分けるといいでしょう。
特に自転車に乗る方にはハクキンカイロをカイロベルトに入れるのをおすすめします。
実際に使ってみた感想
使い捨てカイロのように熱すぎたりヌルくなったりせず安定してあったかく、使い捨てカイロを大量消費してた身分としてはゴミが出なくなるのも最高に嬉しいです。吸気口の孔雀がレトロなデザインなのも、プロダクトとしてどんどん愛着が湧いてきますね。
付属の巾着袋は好みのものに変えてもいいかもしれません。
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