不良オヤジ達の一晩のストーリー
28年の刑期を終えて出所したヴァレンタイン(アル・パチーノ)と、それを出迎える昔のギャング仲間ドク(クリストファー・ウォーケン)による友情と哀愁のクライムコメディ。
ドクはマフィアのボスから翌朝10時までにヴァルを始末するように命令されていた。
しかし、昔のようにヴァルとつるみ、さらにもう1人の仲間で、グループホームに入居しているリチャード・ハーシュ(アラン・アーキン)を加え、ハメをはずし好き勝手やる中で、ドクの決断は揺らいで行く。
ニヤリとしてしまうようなユーモア
ヴァルの性格は何も変わっていないし、やりたい放題なのだが、そうはいっても歳が歳なので、いろんな弊害がでてくる。
皆それぞれいろんな所にガタが来てるんだけど、ノリはギャング。みたいなところのアンバランスさが可笑しいんですね。
予告編はこちら
観終えての感想
うーん。良い映画かというと、ほど遠い気がするんですが、悪い映画というわけでもない。
その悪くないところが何かというと、老いの描きかたの中にある哀愁だったり、ユーモアだったりするんだろう。
ギャング映画としてもコメディとしても、派手さはないんだけど、燻し銀な俳優陣の演技のおかげで、星一つ分くらいは底上げされている感じの映画。ゴットファーザーなどのマフィア映画で存在感を放ったアル・パチーノだけど、マフィアも歳取ったらこうなると考えると妙におかしい。
この作品をどういう人が観たいんだろうと考えると、正直思い浮かばないんだけど、ついついマフィア映画とか観ちゃう人には番外編的な感じで観ると意外と面白いかもしれないですね。歳をとってもオヤジギャング達が様になってるなぁという感心します。ただ、女性が観てもつまらないんじゃないかと思いますし、万人にオススメするような作品でもありませんでした。
アル・パチーノが好きな人は歳の取り方だけ確認しておきましょう。w
ちなみにクリストファー・ウォーケンを観るとFatboy slimのPVを思い出します。
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