強制参加型デスゲーム
気がつくと80名の老若男女は一つの場所に集められ、天からの声によりレースに参加させられる。
コースから外れると命はない。
2周遅れると命はない。
草に触ると命はない。
家、学校、刑務所は安全。
勝者は1人のみ。
参加者には退役軍人や病から回復したばかりの希望に満ちた女性、世の中に否定的な男性と肯定的な女性の聾唖カップル、サイクリスト、ヨボヨボのおじいさん、身ごもっている妊婦、中国人の姉弟、ホームレスなど多様な人たちがレースに参加しています。
そして、草に触れてしまった人が死ぬのを目の当たりにして、戸惑いながらも、わけがわからないままレースは始まります。最初は戸惑っていたものの、自分が生き残りたいがために、徐々に醜い部分が露呈してくる参加者達。しまいには争いや裏切りなどが起き、殺し合いにまで発展するというデスゲームものです。
予告編はこちら
観た感想
『human race』というタイトルや設定から、人種差別なども盛り込んだ裏テーマのある作品かと思い期待したものの、そんなことは微塵も感じさせないくらいの単調で退屈な映画でした。設定が尖ってはいるので、記憶には残りそう。だけど、作りも粗く、大変つまらない映画でした。
もっと、人物像を丁寧に描いて欲しいし、心理描写が単調過ぎるし、オチもヒネリもなんもないし、もういろんなところが残念な映画です。
レンタルDVDで見たんですが、予告映画がどれも微妙にヤバい感じのが多かったです。その時点で覚悟はしてたんですが、タイトルロールがちょっと雰囲気出してたんで『おっ、これは来たか!』と一瞬とはいえ、期待に胸膨らませた自分が浅はかでした。
人が死ぬところだけ妙に完成度が高いというか、それが撮りたいだけかよ!って感じがしてしまいました。
ラストシーンが続くかもよ?みたいに匂わせて終わらせてるのも妙に腹が立ちます。いや、次は観ねーよ、ってなりました。
掘り出し物を探そうとして、掘り出せなかった感じの映画ですね。
このジャンルを極めたいマニア以外は観なくていいんじゃないでしょうか。
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