[映画] 嘘の上塗りと真の正義『ダウト・ゲーム』

2016年2月8日
2017年5月16日
gappacker
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存在感と顔面力が好きな俳優、サミュエル・L・ジャクソンがサスペンス映画に出ていたので観てみました。原題は『Reasonable Doubt』、合理的な疑いの意味で刑事訴訟において要求される証明の程度を表す際に用いられる用語だそうです。
監督はイギリス人のピーター・ハウイット。

あらすじ

長女を授かったばかりで順風満帆な地方検事のミッチ(ドミニク・クーパー)。
仕事仲間と飲んだ帰りに飲酒運転をして、男性をはねてしまうのだが、家族のことを考えると不安になり、救急車を呼ぶとその場から逃げてしまう。
翌日のニュースで前科のある修­理工クリントン(サミュエル・L・ジャクソン)が逮捕されたことを知り、良心の呵責から彼を弁護することにして、無事無罪を勝ち取ったのだが。。

予告編はこちら

映画を観た感想

タイトルがダウト・ゲームになっていて、究極の騙し合いというキャッチコピーで頭脳戦みたいな売り出し方してるのですが、ちょっとピントハズレな売り出し方をしている感じがしました。騙しあいなんかしてないと思うんですけど、映画ちゃんと見てないんですかね?
商業的な狙いのために、変なタイトルつけたり、ポイントずらすのは本当に止めてほしいと思います。

肝心な作品としてはどうなのかというと、決してつまらなくはないんだけど、少し物足りない。
これは時間が90分強と短めだというのもあるのかもしれない。

ドミニク・クーパーという俳優の演技は初めて見たけど、あまり印象には残らなかったし、サミュエル・L・ジャクソンの持ち前の顔面力とバリトンボイスによる迫力のある演技はもっと活かして欲しかったなぁ。もう少し丁寧に深く狂気を描ければ、『ケープ・フィアー』のロバート・デニーロを越える語りつがれる恐怖キャラができたんじゃないかと考えるととても残念。

いわゆる駄作ではないと思うので、サスペンスとか好きなら見てもいいんじゃないかと思います。

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